イーストグレーシャーから南へ下ってる途中だ。
6月19日(水)
昨日のルートは倒木だらけで疲れ切ってテントを少しは張れる場所に着いたが、今日はどうだろうと心配してた。
そしたら、やっぱり倒木地獄は続いた。
朝、Fishを残し先に歩く。
朝焼けがきれいだ。
嫌なことが書いてある。
Trail Not Maintained.(トレイルはちゃんとしてないよ)
このぶら下がってるのは何だろう?
やがて現れた倒木。これは許せる。またげる。
これは許せない。倒木たちはどこまで修行をさせるのだろう。
こんなことが続き、朝から疲れてしまう。
しかし、損害は大きかった。
マットは破れ。
雨具も破れ。
手足に擦り傷が数カ所。
ふと足元を見ると
靴も大きく破れてる。雪の中を歩いたせいもあるだろう。この倒木地獄が致命的だった。
この時点では気づかなかったが、足も痛めていた。
しかし、昼前には普通に歩けるトレイルに戻った。
おっと誰だ、先を行くハイカーか?
熊の最近の足跡だ。
お花畑も現れた。
花もきれいで気持ちよい。さっきまでの倒木地獄はなんだったのだろうという気持ちになる。
やがて着いたのがガード・ステーション。
ここが昼休憩に最高だった。
この建物の軒下で休む。
なんだか懐かしい井戸だ。
こんな感じで水が出てきた。
コーヒー飲んで満足!
休んだ後、歩いた気持ち良い場所。
地味ながらCDTマーク。
そして、テント場に着く。
ここが今夜の宿。
実は寒さが増してきてたので、この焚き火できる場所は嬉しかった。寒さのせいか蚊も少ない。
この後、フランス人Fishも現れて隣にテントを張った。
彼のテントはトレッキングポールを2本使って支柱を作り、周りに張り綱を張ることで立つタイプ。
彼によると狭いのは嫌いだそうだ。
自分だって狭くない方が良いが、張れる場所が多くなるのを選んだ。
疲れてしまった時、どこにでも張れて寝られる便利さを優先したのは、アリゾナトレイルでツェルトを張る場所探しで苦労したこともある。
ちなみに、昨日言ってた彼の熊対策。U-sack。
これで大丈夫らしい。
彼は雪は経験ないからと言い、この先のトレイルから雪の心配の無い別の道へ進む。
今日の距離:18.6マイル(29.8km)