グレーシャー国立の7日間は素晴らしかった。
若い人なら5日間くらいで歩くところを7日かけたのは良かった。目的地ではゆっくりできたおかげで体調もバッチリだ。
あえて言えば、重い荷物のため肩が重い。
そのうち慣れてくるだろう。
計画ではイースト・グレーシャーで1日ゼロデー(歩かない日)を取る予定だったが、ヒッチハイクがうまくいったので、昨日のうちに準備ができた。
だから、前に進むことにした。
6月18日(火)
昨日も感じたのだが、この街には野良犬っぽい犬があちこちにいる。しかも大型犬が多い。
近寄ってもくるし、人馴れしてる。
しかし、犬嫌いの人にとっては嫌な環境かもしれない。
冬には多くの人がいなくなる街イースト・グレーシャーで何故犬がウロウロいるのだろう?
壊れたこの先にトレイルの標識があった。
さあ、これからは南下だ。
道は悪路だが林道を進む。
倒木があるところを見ると使われてない道なのだろう。
なんと、またグレーシャー国立公園に入った。
許可なく夜を過ごさないように!とのこと。
だから、早く脱するべく前に進む。10マイルイ以上歩かないと出られない。
昨日までと違って目印が木に付けてあった。
ワラビ発見!国立公園内のワラビだから採ってはいけないのだろうな・・
今日の行動食はリンゴ。
昨日イースト・グレーシャーで購入しておいた。
山で食べるリンゴは美味しい!
見晴らしの良いところで昼食にした。
オートミールのレーズンタイプのクッキー。
これ上手くてカロリーあるから好きだ。
カップの中はスープパスタ。
食べた後歩き出す。もうすでに10マイル以上歩いた。
すでに国立公園から脱出。
Amtrakの鉄道の線路の脇にContinental Divide(中央分水嶺)の表示があった。
ここで線路を渡り道路に出る。
その先のキャンプ場。ここでは泊まらない。
この奥からトレイルが続く。
数マイル歩くと山火事の跡になる。
実はここからが地獄の歩きになった。
数えきれないくらいの倒木が横たわっているのだ。
乗り越えたり、くぐったり、迂回したり。
この時に倒木から落ちたりしている。
ここが今回のCDTで一番疲れる場所だった。
だから今日の最終目的地に着いた時間は予定を1時間回って5時。ヘトヘトになっていた。
とりあえずテントを張れるところを見つけ、食事をした。
ただ、食料を木からぶら下げる適当なところが見つからない。そして疲れてる。
なので、今夜は食料をテント内に置いて一緒に寝ることにしてテントに入る。熊に食われるかもしれない。
少ししてから1人の男性が到着。
フランスから来たトレイルネームFishという人。
彼も同じように倒木が大変だったという。
そして、彼の周りは蚊だらけだった。
隣に張らせてというのでOKと言った。今夜は一人きりにならなくて済んだ。
彼はU-sackという食料を入れる袋を持っていて、これならクマにも破かれないと言っていた。
だから、高い木を探さず低い場所に縛り付けるだけでいいらしい。
今夜、熊に襲われるのは自分らしい。
今日の距離:20.1マイル(32.2km)