いよいよ約170マイル(約270km)の区間のトレイル歩きを終えてLanderという街に出る。
これだけ長い区間を食料持って歩くのは初めての体験。最初のうち重かった食料も軽くなってきてる。
8月26日(月)〜27日(火)
明るくなり始めた林道歩きから始まった。
今日の予定は5マイルだけ歩いてヒッチハイクだから、気持ちは楽だ。
昨夜の強風で倒れた木の枝が林道に散乱していた。
昨日の午後歩いてる時も倒木だと思われる大きな音がしていた。
ずっと林道歩きが続く。まだ朝の時間帯、暑くないから助かる。
実は朝のうちはスマホのGPSが利用できなかった。
だから、林道の枝道が多いこのあたりではどちらに行くのか迷う場所だ。
しかし、このマークがあるおかげでどんどん進めた。
先にフェンスが見えてきて、その先が28号線だ。
ここで、ヒッチハイクをするのだが、ヒッチハイクが難しいというコメントがGuthookに書き込まれてた。
確かに通る車が少ない。
ここでWhizという若い女性ハイカーと会う。
Whizはボーイッシュな感じで明るいハワイからのハイカーだ。
一緒にヒッチハイクする間、少し話した。
彼女はPCTを歩いてるというので、彼女にPCT(パシフィッククレストトレイル)とCDT(コンティネンタルディバイドトレイル)の違いを聞いてみた。
①PCTは一本道で分岐にはマークもあるので迷わないけど、CDTはどちらに行くのか迷う。
②CDTの方が登り下りがハードだとのこと。
③PCTは人が多い。
この3点だという。
ハワイでツアーガイドをしてる彼女は日本にも行ったことがあると言う。
日本語は話せないが、ライスボール(おにぎり)や缶チューハイやいちご大福など好きだという。
その後、Whizの友達のDad Jokes。Golden。DustBusterが加わり女性2人、男性3人の合計5人でのヒッチハイクとなった。
5人揃ってからまもなくスクールバスが向かってくる。
まさか、止まらないだろうと思ったが、彼らは必死にヒッチハイクモーションだ。
右手で親指上げたヒッチハイクスタイル、左手は手を振り友好モードをかもし出し、スマイル。
1人の女性は体全体でアピール。
なんと、スクールバスが止まった。
さっそく乗り込む。
当初は普通車が止まったら5人乗れないな・・と思ってたが、これなら何人も乗れる。
学生は乗ってなくて、運転手だけだった。
ラッキーなことに、このバスはLanderに戻るバスだった。
車庫と言ったら良いのだと思うが、Landerに着き降りる。
若者4人組は朝食を食べに行くというので別れる。
10時近いけど、彼らは朝食を食べるようだ。
自分はとりあえずホリデイ・ロッジというハイカーが好んで泊まる場所に行きチェックインした。
オフィスの前にはハイカーボックス。
中を見たが、魅力あるものは無い。使いかけのドレッシングが入ってるのには驚いた。日中は暑くなるから腐るのではないかな?
部屋に置かれた絵葉書。ホテル特製。
良い点、悪い点あったらコメントを書いてとのことだが、このハガキの黄ばみ具合だと誰も書かないようだ。
もう一つ、他のモーテルでは見なかったがチップを入れる封筒。チップなのか泊まった人の所有してる金なのかを判断するためにあるのだろう。
このモーテル周辺は便利だった。
すぐ近くにはファミリーダラーというディスカウントの店。インスタントラーメン5食が1ドルで売ってるような店。ここで、次のトレイルの食料の多くを購入。
次に訪れたスーパー。
10分くらい歩いて来た。
ファミリーダラーで買えなかった、インスタントタイプでないオートミールを買う。
ここはブルワリー。自家製ビールが飲める店が隣接されてる。(入らなかったが・・)
その店のメニュー。
自分はバドワイザーをモーテルで飲んで我慢。
アウトドア用品店。クライミングギアも揃っていた。
図書館。今までで一番充実していた。
この充実ぶりは街の大きさからすると立派。
パブリックWifiが自由に使える。
こんな席があるから集中して作業できる。
テーブル席で花の図鑑を見た。
左の本はパチンコという題の本。攻略本かと思って手に取ったが、中国人女性が日本で育った話で、パチンコという題名に騙された感じ。
タコベルは無かったが、タコジョーンズがあったので昼食に入った。
メキシコ料理は日本人には合うと思う。
ゆっくりできた街だった。
明日からトレイルに戻り、次の街はRawlinsとなる。
着く頃には9月になっているだろう。
今回の距離(826):5マイル(8km)