6月17日(月)
いよいよグレーシャー国立公園でのバックカントリー・パーミットで歩く最終日だ。
ちなみにバックカントリーパーミットとは国立公園内でテント泊など止まる場合に申請して許可をもらわなければならないもの。それ自体が登山計画にもなり、国立公園内の人の数を規制できることになる。持っていないとレンジャーに捕まる。
今日の目的地はチーフマウンテンだ。
朝、トイレで用を足してると落書きだ。
地球にオシッコかけてどうする?
あっ立ちションしたら同じことか・・
歩き出して見えた滝。しぶきが遠くまで飛んでくるくらい豪快。
朝焼けはいつも美しい。
岩が特徴的だから余計に美しく感じる。
橋があるのは嬉しい。
この標識良くあるのだが、馬は吊り橋を渡れないから川を渡るコースを作ってある。人はそちらに行ったら渡渉になる。
熊さんの足跡。ここグレーシャーでは糞も良く見る。熊の世界なのだ。
この後、森の中を歩いてる時にドスン、ドスンと大きな音。その方向を見ると、なんとムース(ヘラジカ)だ!バカでかい!
あんな大きな体なのに一生懸命逃げようとしてたのだ。
鹿の仲間じゃない気がするくらい大きい。
グレーシャーで一番でかい哺乳類じゃないかな?
ムースは自分の子供が一緒にいると守ろうと突進してくるから要注意。
目的地までの半分ほど進んだ場所。
グレーシャーのトレイルでは珍しい囲われた場所。
馬を放牧するためだと思う。
さらに進み、たんぽぽ畑。
これも絵になる。何でも絵になるグレーシャー国立公園。
そして着いたのがトレイルヘッド。
ここがCDTの方の端っこの1つ。
もう1つは西寄りのカナダから入るコースがある。
多くの人は国境越えをしないこのチーフマウンテンから入る。あるいはゴールにする。
車もあるみたいだからヒッチハイク簡単そうかな?
記念撮影したのは検問所前。
カナダからの車が少ないから簡単に撮れた。
ということはヒッチハイクは難しそうだ。
おっと一台来たぞ!
荷物を広げっぱなしでヒッチハイクするには間に合わなかった。
さて準備だ。使った地図を2枚用意。
テーピングテープで貼り合わせる。
表に目的地をマジックで記入。
この駐車場入口の向こうで待とうとしてたら一台の車がアメリカ側からやってきて駐車場で人を下ろし戻ろうとしてた。
慌てて紙を掲げたら止まった。
なんと、1分もかからず成功。
しかも、イースト・グレーシャーに戻るという。
彼の名はJhon。
ミシガンから9月まで働きに来てるそうだ。
家はキャンピングカー。牽引するでかいタイプ。
彼の奥さんが大きいほうがいいというので選んだそうだ。
その彼も今年は蚊が多すぎだと言う。
彼にはお礼として20ドル渡した。20ドル以上の価値のあるラッキーヒッチハイクだ。
イースト・グレーシャーのBackpacker's Innに戻ってオーナーのJeffに帰ってきたよと伝え、預けてた荷物を渡してもらい次への準備を開始した。
その後、ガイドブックに書いてあったランドリーに行ったが営業していない。
結局、部屋の中はこんな感じに。
今後の2週間の食料をまとめる。
明日から南下の始まりだ。
今日の距離:9.6マイル(15.4km)