6月12日(水)
1日目は10マイルだけで休んだので体調はバッチリだ。足の疲れも無いし、足にマメもできていない。
朝から良い天気でコーヒーとオートミールビスケットを食べて歩き出す。
今日のスタート地点はキャンプの端の方にあるこの橋。Old Man Lake North Shore Trail だ。
この先も橋がかかっていれば楽なのだが、あまり期待しないで進む。
振り返ってキャンプ場を見る。
なんて素敵なところなんだろう!
道端の花も色が鮮やかだ。
ふと、自分がこのトレイルをホントに歩いてるのかと疑ってしまう。夢なら覚めないでほしい。
嬉しいことに橋があった。
たまに分岐がある程度のトレイル。
また橋があった。どんどん行くぞ!
渡渉をある程度覚悟してただけに嬉しい。
素晴らしい景色。
なんどかヨーロッパアルプスみたい。
(行ったことないが・・)
特にこの山はマッターホルンのようだ。
赤い岩の美しかった流れ。
ここまで2時間ほど歩いた。
せっかくなのでこの場所でで休んだ。このトレイルでは美しい場所がありすぎて、どこで休んでも気持ち良い。
森の中に入ると雪が多くなり、トレイルが分かりづらくなる。少ないトレースを確認しながら進む。
トレースがほとんどない場所もある。
標識もこの状態
トレイルが雪の斜面に消えたので、どこを歩いたかわからないが登ってきた。
ルートが分かりにくくなる上、雪のトラバースは難しい。
ここにも素晴らしい景色が待っていた。
湖の溶けきってない雪が美しい。
ここは歩いてこないと見れない景色。
トレイルジャンクションに着いたので昼食にした。
乾かせるものは全部乾かそうと決めた。
寝袋もこうしておけば寝る時に暖かい
食べたのはぶっ込み飯+オートミール。
景色が変わるとさらに美味い!
ぶっ込みメシシリーズ持ってきて正解だった。
この峠の反対側の景色もいい。
食事後、反対側のトレイルを歩き出す。
しかし雪が多かった。
どこを歩いたら良いのかトレイルもトレースも無い。
地形図を見ながら歩くことにした。
すると、藪漕ぎ状態に
やがて川が現れた。
すでに雪で濡れた状態の靴なので、そのまま渡ることにした。雪解け水は冷たい。
靴を濡らさないでいようと思ったが甘かった。
結局、乾かすために休憩した。少しでも乾かそうと健気な努力だ。
でも、ほんの気休め。
途中のキャンプ指定地からの景色。
ここても良かったかな?
でも、この先のキャンプ場に泊まることになってる。
花と山が美しかった。
歩く道は花が咲いている。
そして、進んだ先にはお花畑
どっちを見ても花畑。
真ん中に自分がいる。
何も言葉が出ない。
鳥肌状態だ。
花が咲き乱れたこの場所を今、自分が歩いてるという事が信じられない。この景色を見るために歩いてる訳ではないが、この景色を見るために来た気持ちになる。
歩いてると花の香りに包まれた。
今夜のテント指定地に着いたのは4時過ぎ、雪のトレイルで時間を使ってしまった気がする。
今日のテント場はAtrantic Creek Campground。
テント指定地にはちゃんとトイレもある!
中にはコンポストみたいな便器があるだけだ。
けど、意外と匂いがしない。
日本の山小屋のトイレの方が匂う。
このテント指定地はちゃんと区分けされている。
食事を食べる所、テントを張る所、食料など熊から守るためにぶら下げる所、トイレ。
熊から人間と食料を守るため。それが結果的に熊を守ることになる。人を襲った熊は殺されてしまう。
アウトドアのトレーニングに来てた人たちがいた。女性リーダーが指導している。
参加者は2名の男性と2名の女性。ここまで4マイル歩いてきての講習。
水をどういう風に浄化するとか、コンロの使い方とかを説明してる。自分が地面にコンロを置いて湯を沸かしてると、コンロは安定した地面の上で彼のように使うとよいと説明していた。日本ではこんな野外教育のシーンは見かけないな。何故だろう。
その人たちを横目にテントに戻り早く寝た。
明日も朝は早いのだ。
今日の距離:15.1マイル(24.1km)