いよいよ10月になってしまった。
6カ月ビザ(B2ビザ)の期限の関係上、11月までの2カ月が行動できる期限となってしまった。
すでにCDT(コンチネンタルディバイドトレイル)のスルーハイク(期間中にカナダ国境とメキシコ国境の間を歩き通すこと)は諦めている。
今の課題はコロラド州を歩き通せるか?・・ということと、ニューメキシコ州を歩き通せるかということだが、歩くスピードから考えると両方は難しそうだ。あとは、雪が積もったら無理になる。
とりあえず、先のことはあまり考えずに歩こう!
今は、コロラド州の山々で、風と高度に苦しみながら、美しい彩りを楽しみながら歩くしかない。
10月1日(火)
今日は靴を買い換えた。
Dubois で買ったサロモンの靴は活躍してくれたが、穴が開き始めた。600マイル以上歩いた靴だ。
Montrailの靴が弱すぎたから、サロモンは頑張ったと余計に感じる。
歩きやすさ、足首への負担も少なかったと思う。
次の靴はALTRAのLONE PEAKにした。
履き心地で気に入った。
実はトレイルを歩いていて、トレイル上に多く残るFoot Print(足跡)をよく見て気になってた靴だ。
CDTハイカーの25%くらい(想像)はこのメーカーの靴を履いているのではないだろうか?
この独特のパターン。
足の裏の模様が特徴だ。
ゲーターを付ける部分が付いてるのも面白い。
フロント部分の引っかかる部分。
かかとの部分にはマジックテープでゲーターを押さえる部分がある。
明日からこの靴が活躍するだろう。
靴を購入して帰る途中Leadvilleのメインストリートを歩いた。
ちなみに、LeadvilleはThe Two-Mile-High City と言われるアメリカの法定都市の中で最も標高が高い場所にある。
標高の高さがこの街の特徴の一つ。
10200フィートの高度にある。
けど、それだけではない歴史もある。
現在、人口3000人に満たないこの市は、19世紀にはコロラド州ではデンバーに次ぐ人口だった。それは金・銀・鉛などの鉱物によってもたらされた繁栄だった。
ドグ・ホリデイが住んだ街としても知られていて、繁栄の反面、ガンファイターなどが存在する犯罪の街でもあったらしい。
その繁栄を物語るのがオペラハウス。
1879年にHorace Taborによって建てられたことからTabor Opera House と名付けられている。
Leadvilleの街のメインストリートに面してる。
ここではオスカー・ワイルドの講演も行われたとのことだ。
他にも歴史を感じる建造物が並ぶ。
これ、実はアウトドアショップ。
店内にはクライミングギアなど本格的な登山用品が並ぶ。
ここには自転車屋が入ってる。
壁に描かれた絵がいい。
このビルにはスキーショップが入ってた。
他にも美しい昔の建物が並ぶ。
これは古い建造物では無いが、可愛らしい建物の床屋さん。
街の一角には歴史を感じる機械が並ぶ。
これも古い建造物ではないが、スキーの板を再利用したベンチが面白い。(スキーショップ)
マリワナを扱う店も美しく彩りした家だ。
街全体が建物に気を使っているイメージを受ける。
普通の家もペンキの色合いが美しかった。
アメリカの建造物は細部では荒い部分があるが、全体的に見ると美しいと感じる事が多い。
一方、日本ではゴミが落ちてないクリーンな街が多いが、アメリカではゴミが落ちてる事が多い。
日本ではゴミ箱探しが大変だが、アメリカではゴミ箱はいろんな場所にある。
日本とアメリカの違いを感じながら街を歩くのも楽しみの一つだ。
明日からのトレイルではTwin Lakesへと向かう。
天気もしばらく晴れが続きそうだ。
今日の距離:0