ヘトヘトになって着いたSilverthornのモーテル。
当然のことながら、翌日はゼロデーにした。
ゼロデー取りすぎかもしれない。
でも、ゼロデーを取らないと身体への栄養補給が間に合わない。トレイルで食べても、運動度合いが大きいために、身体から失われるものの方が多い。
疲労も蓄積していく。
きっと、若ければ回復が早いのだろうなぁ・・と感じる。
9月27日(金)
朝のモーテル付近からの風景。
雲が多い。どうやらゼロデーにして良かったかもしれない。
さっそく、街を回りながら次のトレイルへの準備をする。
この街にはアウトレットがある。
観光地にアウトレットだから、軽井沢みたいな場所と考えれば良いかな・・
多くの店舗が広い範囲にある。
アウトドア用品のコロンビアもあったが、まだ営業時間前。
ビーフジャーキーのアウトレットもあるんだぁ!と感心する。
アウトレットと近くにはマクドナルドを始め、主だったファーストフード店が並ぶ。
ちょっと離れたショッピングセンターの中に寿司の店舗。
歩きながら見た店には買いたいものが無いので、スーパーに向かった。
City Marketというスーパー店内にあったもの。
南瓜の重量当てかと思ったら、従業員募集。入口入ってすぐの場所。
ハロウィンコーナー。このガイコツを家に飾って怖く無いのかな?
いろいろ購入してモーテルの近くのセブンイレブン。
意外と品揃えあって、ここでも購入した。
昨日の疲れもあるので、午後はモーテル内で過ごした。このところ疲れを引きずってる。
夜になり、外から雨の音が聞こえた。
窓から見ると久しぶりの雨らしい雨。
9月28日(土)
テレビでは国立公園の無料デーを案内してた。
バックカントリーでのテント泊も無料なのかな?
でも、許可を与えた人だけにしないと、混んでしまうかな?
歩き出して前方の山を見ると、少し山頂付近が白い。
今日は2つの山の間を抜けるので問題は無い。
でも標高3500m以上だ。
Silverthornの街に日が登る。
日を背中に受けながら歩く。
1時間ほどしてトレイルヘッドだ。
駐車場もあり、他の一般ハイカーも準備していた。
今日は土曜日で天気もいいから多そうだ。
Eagle Nest Wildernessと書かれてる。
日本にも鷹巣山とかあったなぁ・・と思い出す。
休憩中に食べた新たな食べ物。カロリー100。美味しい!
美味しいと感じるのはいつも持つものと違うからかも知れない。同じもの食べてると飽きるからかも。
トレイル途中にあった滝。
ここに紅葉の色が加わると綺麗だろうなぁと想像する。
滝の横にあった岩場。
手足を総動員して登る箇所がCDTには少ないので、思わず登りたくなって登った。
別に、ここを登らなくても回り道はある。
でも、楽しい。
その後も登りが続き。
峠が近づいた場所にあった湖。
透明度が高い。
さらにもう一つ。濁りの無い美しい湖だ。
若い人たちのグループを追い越し、追い越されながら峠に着いた。
来た方向。
反対側だ。
着いたら昼を食べようと思ってたが、風が強いので反対側に下り始めた。
ハイカーも多く、同じ道の前方には犬を連れた人たち。犬も嬉しそうに歩いてる。
本来、紐でつながないといけないのだが、つながない人は多い。
犬が好きだから寄ってくると嬉しい。
木の間の風が少ない場所で昼を食べた。
これは、アリゾナに行った時に気に入ったもの。
セブンイレブンで見つけて思わず買った。
別のトレイルに入ると人は少なくなった。
その先で見たグリーンの美しい湖。
藻があるせいだろう。
足首の痛みが増して来て休憩した。
ここで、なんとクラッチベリー達と会う。
彼らは反対側から。
車で別の登山口に行き、そこからSilverthornへと戻るとのことだ。
この方法だと、日帰り荷物だけで歩ける。
ちなみに彼らとは雪が降る中会って、彼らは翌日も雪の積った方向へ進んだのだが、雪の深さが5cm以上はあったようだ。雪のことよりも、寒さがひどかったと語ってた。
先に進むが、峠があり越えた方が良いかを悩んだ。
ちょうど水場があったので、峠手前でテント泊しようと決める。
森林限界越えるか越えないかなギリギリ。
そして、運良く見つけたテントサイト。ここに決めたのはザック内の濡れたものを乾かすため。
実はここに来るまでに補給した水がザックの中で漏れていて、いろんなものが濡れてしまった。
ちゃんとポリタンクのフタを閉めなかったから起きたこと。
反省!
回りに木があるのが良かった。
木があっても、囲まれた場所で平らな場所があるとは限らないから運が良かった。
今日の距離:15マイル(24km)
9月29日(日)
オートミールのおかゆとコーヒーが今朝の朝食。
コーヒーは毎日だが、オートミールは気分次第。
寒いと温かいものが美味しい。
日差しが当たり始めたトレイルを歩く。
朝、明るくなる時間が遅くなってるから、日差しが自分に当たるのも遅くなる。
峠まで登った。3680mのUveta Pass。
反対側に見える景色もいい。
寒いので、すぐに下る。
下って30分くらいの湖。
昨日はここまで来ようとも思ってたが、ザック内に流れた水で濡れたものを乾かすために諦めた。
とても良いキャンプサイトだ。
近づいてみると水は透明で美しい。
ここは焚き火禁止。
STOVES ONLYという立札。
その後、とても整備された道を歩く。
リゾート地に近いトレイルは整備度合いが良い気がする。
さらに歩いた先にも池があり美しい。
登山口に近づいた頃に反対側に向けた表示。
下の表示には犬をつなぐこと・・と書かれてるが、トレイルでみる犬の半分以上は自由な状態になってる。
街が見えてきた。まだ10時前。
あわよくば、街で何か美味しいものを食べられるかな?と期待が膨らむ。
街の反対側にはスキー場がある。
道路に出てからも、街までは距離を歩く。
街は夏の観光シーズンも終わり、冬のスキーシーズン前、なんと!全ての店が閉店してる。
ゴーストタウン状態。
通り過ぎるだけとなった街。
コーラくらい飲みたかった。
スキー場の中のトレイルを進む。
川に沿って歩いて行くと、多くのマウンテンバイクが反対側から通り過ぎた。
歩いてる人は少ない。
今日はあまり先に進みすぎると森林限界を越える。
しかも、風が強い。
森林限界ギリギリの場所まで高度を上げてテントサイトを探す。
そして、標高3600mの場所に見つけた。
風の音がゴーゴーという。
明日は風が弱まるといいのだが。
今日の距離:12.7マイル(20.3km)
9月30日(月)
風の音が夜中もゴーゴー。
テントを張った場所は木に囲まれてるし、少し窪地だったが、風を受けていた。
7時に歩き出す。
峠からは近い場所に寝たので登りは楽だ。
峠に着いたが、風が強いので反対側へと歩き続けた。
反対側は予想通り木がないトレイルが続く。
少し下ったかと思うと登り、だから標高は変わらない。
コロラドトレイルのマークだけで、CDTマークは無かった。
雷鳥の群れがいた。これだけ多くの雷鳥を一度に見る事はなかなか無い。
さらに歩いて別の群れ。
厳しい寒さの中でも生きるのはたくましい。
下に見えたMayflower Trailing Pond。
2時間歩いて峠に着く。
Kokomo Pass 3650m
ここまでずっと森林限界以上。
風があるのでひたすら歩く。
やっと木々のある場所が見えてきた。
ここまで来るとテントを張れる場所があった。
今朝のスタート地点から2時間半の歩き。
これだけ離れてると、昨日張った場所が正解だったと感じる。
この黄色く色づいた木が美しい。
Aspenという木らしい。イチョウと違って葉が丸い。
水をギリギリしか持たなかったので、道路脇のここで補給。
すごく透明で魚が泳いでる。
先に進んで道路が見えた。その上には鉄道。
しばらく道路を歩く。
Tennessee Pass 標高3177m
ここからヒッチハイクでLeadvilleの街まで行く予定だったが、偶然にもここまでハイカーを乗せた車があり、Leadvilleに行きたいと伝えて乗せてもらった。
このSafewayまで乗せてもらった。
助手席に座ってた男性はCDTを歩き通したばかりの人だった。
Safewayで早速コーラを購入した。
そして予約しておいたモーテルに向かった。
Safewayから5分くらいの歩きで着いた。
その後、ランドリーへ。
ボーッとしながら回転する洗濯物を見ていた。
今日の距離:17.5マイル(28km)