疲れたせいかぐっすり眠っていて、薄い壁の隣の音も全然気がつかなかった。
さっそく、荷物をまとめ直して出発することにした。
まずはユニオン・ステーション近くのPost Officeに向かう。
昨日乗ってきたライトレールのレッドラインに乗り、次の駅で乗り換えてユニオン・ステーションに向かう。ユニオン・ステーションはAmtrakの駅がある交通の要所になる。グレイハウンドバスステーションも近い。
途中、ウィラメット川を渡るとポートランドの中心部になる。
中心部でのライトレールは道路を通る。
日本にもある路面電車だ。
着いたユニオン・ステーションはAmtrakの立派な駅がある。
数日後、ここからグレーシャー国立公園へ向かう。
近くにあるグレイハウンドの発着場。
そして、歩いて数分でPost Officeに着いた。
大きな郵便局だ。入り口の前にはセキュリティと書かれた服を着た人がいた。
ちょっと治安が悪い場所なのかな・・
この荷物はグレーシャーへと先に送っておく。
ここで、会話に困ってたら日本人の従業員が現れ助けてくれた。
そして、次の目的の場所へ
REIというアウトドアショップだ。
店内に入ると広い。
モンベルをもっと品揃え良くして大きくしたような店だ。荷物をカウンター近くに置かせてもらって店内に入る。
おっと日本のメーカーも頑張っている!
Sotoのガスバーナーは売ってなかったが、コッヘルなどを揃えている。
ガスバーナーはガスカートリッジの品揃えと関係するから売ってないのかも知れない。
ここでガスカートリッジとDEET100%の虫除け剤を買った。
使うコンロはSotoだが、カートリッジはこれでも問題ないだろう。
郊外へ向かう
その後、中心部から離れて住宅地へ。
高級住宅。とても買えそうもないな。
美しい街並みだ。
住みたい都市になるのもわかる気がする。
しかし、この街には浮浪者も多い。
公園でサンドイッチを食べてたら、隣の人は茶色の紙袋の中のお酒を飲んでいた。
茶色い紙袋に入れて飲むのがマナーなのかもしれない。映画でも良く見るシーンだ。
街並みを抜けると自然も多い。
山を歩く歩道に黄色い落書きが気になった。
でも、何箇所もあるペンキ跡を見てると段差注意のために塗ってあるようだ。
坂を登ったところにホロコーストの記念碑があった。
バッグ1つを持って、バケツが真ん中に置かれた貨物列車に詰め込まれた人たち。その人たちが行き着いた先では、人として扱われずに亡くなった人たちを悼む碑だ。心にずしんと悲しい思いが広がった。
「こんな時代が、また来ないように」と希う。
バラ園へ
悲しい思いを抱えながら進んだ先にローズガーデンがあった。
今が見頃のはずだとやってきた。
ここまではユニオン・ステーションからずっと歩いてきてる。でも、最後の山道を想像してなかった。
15kgの荷物が重い。
そして、ホロコーストの悲しみが残る。
でも、そんな気持ちをバラの花が癒してくれた。
園内には多くの人がいた。
国も様々だ。
ガーデン内は美しいバラの花とその香りであふれていた。
バラ好きにはたまらない場所だろう。
黄色いがいいな・・
ピンクもいい・・
まだらもいいな・
でも、やっぱりバラといったら赤が好きだ。