最初の3週間分の食料は準備した。
最初の区間であるカナダ国境からの1週間分はザックの中にしまった。
進む先に送る荷物もすでにダンボールに入ってるので、その表面には住所を書いて、ETA(自分が到着する日にち)も書いた。
予定通りにはならないかもしれないが、国内でやっておくべきことはやっておこうと思った。
自分の荷物がすぐにわかるように、ダンボールの表面にはトトロの絵を描いておいた。
これで、間違えることは無いだろう。
トトロはトレイルネームだ。トレイルを歩いてる時の名前で、互いに本名でなくてトレイルネームで呼び合う。
アニメのトトロなら知ってる人もいるかも知れないし、呼びやすい名前だと思い決めてある。
携帯電話(スマホ)の準備
前回、アリゾナに行った時はソフトバンクのアメリカ放題を利用した。
しかし、よく調べると歩く先のカバー率が悪い。
そこで今回はSIMカードを購入した。
山の中では当然つながりにくいが、ソフトバンクのアメリカ放題利用ではなく、AT&TのSIMカードを使うことで、自分が生きてるという連絡をちゃんとできると思う。SIMフリー化できるようになって良かった。
(実は実際に歩いていてワイオミングの田舎町で、AT&Tはつながり難かった。Varizon〈ベライゾン〉を持ってる人はワイオミングでも通話できていた)
Varizonという通信会社が一番エリアが広いようだが、使い方がよく解りづらいのでやめて、ほぼ同じようなエリアカバー率のAT&Tに決めた。
日本語のサポートがあるのがいい。
h2o Wireless Japan (Yellow Mobile)という会社のもの。Amazonで購入。
AT&Tの回線につながるようにするために、ます行うのがH2O Wirelessのページにアクセスして、開通の手続きをする必要がある。
電話番号も新たに取得できるようになる。申請してから時間が必要なので前日に行った。
(当日でも大丈夫みたいだが・・)
ともかくSIMカードの変更は初めてなので慎重に早めに行った。申請したのが夜だったせいだろうか、開通処理完了のメールは新たな電話番号の連絡とともに翌日の9時頃に来た。
たぶん、社員が出勤したんだろうな・・
そして、すぐに自宅の Wifi 環境で安心できるうちにiPhoneの中にh2o のプロファイルをインストールした。
再立ち上げした後、SIMカード"を差し替える。
いったん抜いてしまうとどちらがどちらかわかりづらい。でも、よく見ると模様が違う。
さて、どっちだったかな?
正解のSIMカードを指すと、Apple IDの確認画面が立ち上がって、IDとパスワードを入力して、さらにiPhone本体で日頃使ってるパスワードを入力して終了した。
この時点から日本の通信網にはつながらずWifiだけの利用となった。
空港に行けばWifiもあるし、移動中使えなくなるが問題はない。
空港でやってもいいかもしれないが、SIMカードをどこかに落としてしまいそうなのでやめた。
元のSIMカードは大切にザックの中にしまった。
世の中、便利になったもんだ!
誰でもスマホさえあれば海外へとハイキングに行ける時代が来た。
さあ、行こう!