今日はトレイル歩き4日目。
寒さで震えて目が覚めた。寝袋はスリーシーズン用。もっと温まるものにすれば良かった。軽量化の為に選んだモンベルのダウンバガー♯3は0度以下になると寒い。ツェルト泊というのも寒い原因だと思う。
平らな草原のReavis Ranchのキャンプ場を夜明けとなる7時頃に歩き出す。
このマークが草原の端っこにあり、そこが本日のスタートポイント。
いきなり登りとなる。
赤い花を見ながらどんどん登る。
登る途中で、2人のハイカーに追い越された。
Andy と Ian
この時は立ち話で彼らがアメリカ三大トレイルのうち2つ(アパラチアントレイル、パシフィック・クレスト・トレイル)を歩いたことがあると聞く。
ザックのワッペンはその証だ。
そんな2人に食料を熊から守るのはどうしてるのかと拙い英語で聞いてみた。
彼らの答えは「抱いて寝るのさ、今までのロングトレイルでなんの問題もなかったよ」
彼らの足は早く、あっという間に見えなくなった。
彼らのことを何処かで見たような錯覚におちいったが、その後知ることになる。
低木帯になり、日差しが強くなって来た。
途中、彼らが水の補給してたので挨拶をして前に進んだ。
すぐに追いつかれると思ったが、やはり、その後6マイル歩いた後に彼らに抜かれた。
この先進んでいき見晴らしの良いところから遥か彼方を歩く2人が見えた。
コースの分岐の部分で地面に彼らのも書いたと思われる「I 🖤U」が残ってた。
高い木が少ないので、木陰が少なくなる。そして気温は上がる。
案内に従って進む。水を飲む量が増えて来る。
鹿の角だ。自分がこうならないことを願いながら進む。
ケルンがところどころ積まれてる。
この頃になると持ってる水の量が少ないことに気がつく。
Andy と Ian が水を補給してた場所で補給しておくべきだったと後悔する。
水場だ!しかし水は無い。
岩の雰囲気が美しい。
この後、山間のCotton wood spring という場所でようやく水を補給できた。
ガイドに掲載されてたから分かったものの、ボーッと歩いてたら気がつか無い場所にあった。夕方になってきたのでキャンプ地を探しながらさらに歩く。
この付近で平らな場所を見つけてキャンプとした。
この場所は牛の糞がところどころにあった。干からびた糞をどけながらテントを張る。乾燥してる牛の糞は足で蹴飛ばすと簡単に移動できる。
テントを張る為に石をどけたらサソリを発見。5センチくらいかな。
これなら刺されても平気そうな気がした。
聞く話によると、ハイキングコースで刺されることは少ないらしい。住居地の方が危険らしい。不用意に履いた靴の中に潜んでたりするとのことだ。
夕焼け。
歩き出して2日間は雨にたたられて水に嫌気がさしていたが、今日は水の大切さを感じた1日だった。