マヨジーが行く

マヨジーが行く

マヨネーズ好きのじいさんが体験したことをあれやこれやと記録します。

ロスアンゼルス ワッツ地区の塔

こんにちはマヨジーです。

 

 

ロスアンゼルスにあるワッツ地区に行った。

ワッツ地区は1965年に起きたワッツ暴動の地区として有名だ。

住民のほとんどが黒人のスラム街で起きた事件で6日間で34人が死亡、負傷者1000人以上になったそうだ。(Wikipediaより)

犯罪の多い地域らしい。

 

そんなワッツ地区には1人のイタリアからの移民が、自分の土地にコツコツと立てたタワーがある。

その名もワッツタワー。

建てたのはサイモン・ロディア

1921年から1954年まで彼はひとりで塔の建設をした。14本の塔を建てて、そのうちの一つは約30mと言う高さだ。

 

そんなタワーを見たくて向かってみた。

車が無いからバスを使う。

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ロスアンゼルスは多くのバスが運行してるが、乗ったのはメトロバス。メトロカードを購入しておいたので、Suicaのように使用できる。

安いから貧困層には助かるバスだ。

 

ワッツ地区に近くなるに従って、ヘッドホンで音楽を聴かずに、スピーカーから直接音を出してる人の存在が多くなった。そんな人の1人がバスに乗ってきた。

バスの中にはBGMが流れ出す。

 

しばらくするとワッツ地区のバス停に着いた。

大きな通りから路地に向かう。

そして歩き出すと壁に描かれた絵が目を引く。

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犯罪の多い地区なのかどうかはわからないが、単なる文字の落書きとは違うから、雰囲気は悪くない。

 

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タワーのある一角に入った。

壁に描かれた絵が印象的。ゼブラの模様がアフリカ的な感じだ。

 

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アートセンターの壁はサイモン・ロディアの造形物を真似したのだろう。

色とりどりのタイルが貼り付けられている。


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何かを言いそうな壁の絵。


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この像はサイモン・ロディア。

背はそれほど高くなかったらしい。

YouTubeでドキュメンタリー動画を見たが、人の良さそうなイタリア人だ。小さな身体で自分の塔に登るシーンも見られた。


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残念ながら、高い塔は修復のために覆われていた。

見たかったが仕方がない。

ちなみに覆われていたせいかわからないが、他に見学に来てる人はいなかった。危険な地域というのもあるのかもしれない。


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小さい方の塔と造形物は見ることができた。

壁の模様は拾い集めたビンやタイルなどを貼り付けて作ったらしい。


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何の建築技術も持たずに、コツコツと作り上げた彼は1954年にこの地を去り、2度と戻ってくることは無かった。

そんな彼が亡くなったのが1965年7月16日。

その後、約3週間後の8月11日から暴動が起きている。

 

塔は不法建築の為、壊されることになりそうだったが、多くの人の努力で維持された。


彼がこの塔を建てた理由ははっきりしてないらしい。

「何か大きなことをやるべきだと思った」と言ってた彼の行動に興味を持った。

それは塔を見れば感じることができたのだろうか?

彼の目的は何だったのだろう。

 

何かの行動に理由を求めることより、彼が夢中になって物を作っていたと言うことが大切なことなのかもしれない。

ここで、塔づくりをしていた時間こそが彼の活きた人生だったのかもしれない。

 

おわり