マヨジーが行く

マヨジーが行く

マヨネーズ好きのじいさんが体験したことをあれやこれやと記録します。

手彫りトンネルを越えて氷瀑めぐり(トヤ山)

こんにちはマヨジーです。

 

荒船山近くにトヤ山という山がある。

その山は黒滝山から荒船山へと続く途中にあり、かつてハイキングコースが整備されていた。しかし、トヤ山から荒船山に向かうコースは崩壊が進み滑落死亡事故も起きているので一般のハイキングコースとしては消えた。

現在、トヤ山に登るコースとして山と高原地図に掲載されているのは黒滝山から登るルートのみだ。

しかし今回、荒船湖から奥へ進むと手堀りトンネルがあり、そのトンネルを越えて東電の巡視路を歩き登れるらしいという情報を得た。手掘りトンネルを越えていくなんて面白そうだ。

さっそく藪岩仲間HさんとKさんと行ってきた。

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でも、東電巡視路の往復だけではつまらないので登りは沢を使うことにした。下りに東電巡視路で周回できれば楽になると考えた。

 

結局、沢コースを選択したおかげで美しい氷瀑を見ながらの登山になった。

1月31日、3人は荒船湖の先の林道に車を置いてスタートした。

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歩き出すとゴジラが立ってるじゃ無いか!


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しかしよく見ると人間の横顔のようにも見える。門番のように立つこんな岩がまずは出迎えてくれた。

 

そして、すぐに左側に階段の場所。
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階段になっていて、上の方に岩に小さな穴があるのが確認できた。



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人が通れるように手掘りで作られたらしい。

トンネルの中で変なポーズを取るHさんは人生を楽しむ天才だ。彼女を藪岩に誘うにはだまして連れて来るしかない。今回も「簡単に登れるバリエーション」ということにしている。

 

この道が東電さんの使う道であることがわかる標識。
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川沿いには道があるが、時折河原を歩く。
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まもなく進行方向右上に見えた氷。
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土からしみ出た水が凍ったのだろうか?

自然は美しい姿を見せるが、ここを歩く人は少ない。

だから、景色を独占する3人だ。


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岩の雰囲気も面白い。

四角い塊の集合のようだ。

 

おっと、落とし穴が作ってあるぞ!
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と思ったら炭焼き窯の跡だ。

東電さんが入るより以前に作られたものだろう。


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氷瀑が現れた。


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氷瀑の近くの岩の下に氷筍が見られた。水が奇麗なためか、まるでマヨジーの心のように濁りのない氷筍だ・・

 

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滝の裏側。

 

滝の上の方にもう一つの手掘りトンネルがあった。
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奥に見えるのが先ほどの氷瀑。

このトンネルを通る時に一部木の上を通ることになる。しかし、その木が腐ってきてるので、そのうち誰かが折って落ちるかもしれないので注意が必要だ。


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再度、氷瀑が現れた。羽衣のような美しさ。

この氷瀑にHさんが勝手に名前を付けた。誰の目にも触れないから「100年の孤独」だそうだ。どこかで聞いたことある気がする。


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ここの滝の裏側に入ることができた。

足元が滑るので氷を削ってから入った。右手に持っているゴルジュハンマーが役に立った。



先に進むと沢がそのまま凍ってる場所もあった。

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沢沿いを歩くことで美しい氷の世界を楽しむことができる。

 

山頂に向かう最短ルートを探ろうと進んだ先にも小さな氷瀑があった。

しかし岩で囲まれていて進退窮まる。
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Hさんが小さな滝にかかる木を登ろうとしている。

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当然、登れるわけがないので戻って別のルートを探した。

 

そして進んんだ先は山頂に近づくにつれて急登になる。
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Kさんも手を使いながら登る。

 

その後、嫌なトラバースなどあったが、無事に通過して進むと痩せ尾根に出た。
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そして、急登+薮を過ぎて山頂到着。
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本来だったらここで昼食の予定だった。しかし、予想以上に時間がかかってしまったことや、天気が悪化し始めて雪が降り出して来たため山頂で休む余裕がなくなった。

なので先に進む。
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進む先はかつての一般登山道。しかし、最近の山と高原地図では登山道が消されてる部分だ。昔をしのばせる標識があった。


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今や一般ハイキングコースでは無いとは言っても、かつては多くの人が来たのだろう。

立派な手すりのついた歩道まである。


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そして、鉄塔下に出た。

そのまま進めば毛無岩へと続くが、この付近から右の尾根に向かう。それが東電巡視路だ。


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親切にもリボンが目印としてあった。


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急坂には鎖が設置されていた。

ほぼ尾根を進む道は登りのルートとは違い歩きやすい。

 

しかし、そうは言っても西上州だ。
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急な岩場に作られた東電の巡視路も出てきた。

後ろ向きになりながら慎重に下る。


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この急な岩場を過ぎると壊れた階段が放置されていた。

西上州の自然の中では人工物を無残な姿へと変えてしまうことが良くある。

 

雪の中を慎重に歩いていて時間を費やしたため暗くなり始めてきた。

ヘッドライトを点けて最期の歩きとなった。



暗い中、やっと車に戻る。f:id:mayoiku:20190201134504j:image

落ち葉と雪の中を歩いた為体が冷えてきた。

しかし、車に戻って人安心だ。

 

下山後、Hさんは簡単なバリエーションでなかった為、「騙された」と言っていた。

きっと、また騙せるだろうと思うマヨジーだ。

 

今日のお土産。

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落ち葉の中に埋もれていた。

先っぽを見つけて引っ張りあげたら、なんと頭蓋骨についた鹿の角だった。

不幸にも亡くなった鹿だろう。

その雄壮な姿を想像した。

 

 

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トヤ山バリエーション

おわり