マヨジーが行く

マヨジーが行く

マヨネーズ好きのじいさんが体験したことをあれやこれやと記録します。

新春初薮岩登りは落沢岳としれいた山

こんにちはマヨジーです。

 

 

前回背負ったザックに思いを込めて字を入れた。

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藪岩を大好きだという思いだ。

 

 

藪岩を歩いていて思うのは出会う人の少なさだ。

だから、思いを込めて書いても見てくれる人は誰もいないかもしれない。

 

2019年1月3日

このザックを背負って出かけたのは下仁田の町から近い山であり、

「藪岩魂」に載っているコース

しれいた山と落沢岳だ。

しれいたというのは白い板が訛ってしれいたになったらしい。

遠くから白く見える岸壁が特徴だ。

 

一緒に行ったのは妖怪Mさんと酒豪Kさん。

藪岩歩きの魅力にはまってしまった変わり者3人だ。

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登山口と言っても登山道が無いので登山口と言って良いのかはわからないが、大北野という場所から歩き出した。ここへは下仁田駅から車で20分くらい。下仁田駅の西方向に位置する。

 

 

車を止めたのは一般道。そこから林道のような道を歩き始めた。

するとすぐにお墓がある分岐にさしかかる。

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ここを直進して沢に入り進む。

 

顔にケガ

沢沿いを歩いてすぐの事だ。マヨジーは顔に笹の枝の折れた先に顔から突っ込みケガをしてしまった。痛かったが血が出ていることに気が付かず、飛んでしまったサングラスを心配した。

サングラスを拾ってホッとして歩き始めたら顔から滴る血。すぐにアルコールで消毒して絆創膏を貼って歩き出した。

 

藪岩歩きは何が起こるかわからない。この傷はしばらく消えそうもない。

今、このブログを書きながらしばらくはマスクをして歩こうかと考えている。

 

さて、傷はともかく

沢沿いは倒木が多く、高巻きしたりと障害物を避けて歩く必要があった。

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沢の水で濡れている場所は滑る危険性もある。

でも沢の延長線には落沢岳があるのでまっしぐらに進んだ。

 

しかし、勾配がきつくなってきた。そこで右に見えた杉の樹林帯にのってジグザクに歩く方法を選んだ。

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樹林帯の土には植物が生えているおかげで沢を歩くよりは足元が不安定ではない。

この方法が功を奏して思ったより苦労せずに最短距離で落沢岳の近くまで行くことができた。

でも、急斜面はそれからだった。

 

立ち木をつかんだり、四つ足歩きのような形で歩く。それこそ藪岩歩きだ。

藪岩の面白さをうまくは表現できないが。

藪に直面したり、ザレた急斜面を登ったり下ったりすると藪岩を登っている感が増す。

たぶん、藪岩好きは登山のジャンルの中では希少生物になるのだと思う。

だから、登っていて出会う人がほぼいない。

もし、希少生物同士が偶然藪岩で出会ったら共感度は半端ないかもしれない。

 

落沢岳に着いたのは想定より早かったが、あまりに妙義山の景色が良く見えるので昼食とした。この落沢岳は四ツ又山や鹿岳(かなだけ)も良く見える。

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四ツ又山


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鹿岳(かなだけ)

 

遠くには浅間山の姿も見ることができる。

これだけの景色を見ることができながら一般登山道が無いのは惜しい気もするが、急登のザレ場があるので仕方がないのかもしれない。

そんな景色を3人で独占した。

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妙義山

 

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恒例となった妖怪Mさんのタイタニックポーズだ(バンザイポーズ?)

 

昼食後、来た道をもどってから分岐をしれいた山方向に延びる尾根に歩き出す。

この分岐近くからは下仁田の町が見えた。

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しれいた山へ向かう尾根は痩せた尾根だ。しばらく歩くと急な下り斜面が現れた。

ここは安全第一で懸垂下降を行う。50メートルロープを使っていっぱいまでの懸垂。

藪があるので最初に降りる人は懸垂しながらロープを蹴ったり、空いている片手でロープをつかみ投げたりして下に繰り出す。

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写真は斜めに撮ってしまったのでこんなに急ではない。

 

懸垂が終わりさらに下ると看板の鉄枠だけが残っている場所があった。

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かつては一般登山道だったのだろうか?

西上州には廃道となった登山道も多い。もしかするとここもそうかもしれない。

 

この細い尾根は明確なので迷うことなくしれいた山まで進むことができた。

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このしれいた山は古い「山と高原地図」だとしれいた山(落沢岳)となっている。その後改定されて今はしれいた山と表記。しれいた山の北西方向の790mピークが落沢岳と直された。

それだけ歩く人も無い場所だったということだろう。西上州にはそんな場所が多い。

しれいた山は痩せた尾根であり、南側は断崖になる。

ここからの景色も素晴らしい。

 

しかし、崖が見える小さなキレットのような場所に古くて頼りない補助用のロープがぶら下がっていたり、細い尾根上では大風が吹いてヨロっとなってしまったら断崖の下に落ちそうだったり。細い山頂は休む場所も少ない。

そんな危険な感じのする山がしれいた山だった。

 

 

下山はしれいた山を過ぎてすぐに北に進路を取る。

北方向の緩斜面を歩くと、落ち葉で埋め尽くされていた。

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落ち葉尻セードや立ち滑りしながら進む。意外とおもしろい。

しかし、落ち葉が靴の中やザックや服の中に入り込む。

実は藪岩を歩いて家に帰った後が大変になる。家の中は落ち葉カスや砂がちらばる。

・・・ということを忘れてはしゃいでしまった。おとなげ無い。

 

そんな落ち葉の多い斜面を下ったら運よく駐車位置の近くに出てしまった。

新春を藪岩で楽しめたことに満足しながら帰路についた。

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おわり