マヨジーが行く

マヨジーが行く

マヨネーズ好きのじいさんが体験したことをあれやこれやと記録します。

烏帽子岳北西稜から北稜

こんにちはマヨジーです。

 

またもや藪岩歩きに行ってきた。

 

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今回、ザックが新しい。

何故新しいのかというと、10年以上前に買ったオスプレイのBARIANT 37の赤いザックがリコール対象になっていたのを山友である酒豪Kさんから教えてもらった。

試しに送ったら2日後に最新のBARIANT37が送られてきた。この早い対応にオスプレイの企業姿勢を感じた。

 

戻ったザックを薮岩仕様に変えるために無駄な部分の約90gを切り取った。薮の枝に引っかかりやすい部分は必要無かった。

 

そして出かけたのが西上州にある烏帽子岳だ。

その北西稜はどうやら岩がある細い稜線で景色がよさそうだ。

 

天気に恵まれた12月25日。

今回の仲間は妖怪Mさんと前回の大ナゲシですっかり藪岩ルートにハマったノッポのCさんだ。Mさんは本「薮岩魂」に載ってる多くのルートを登ってる。Cさんは昔バリエーション中心の山岳会に入ってた人だ。

そんな2人を連れて行くリーダーのマヨジーは懸垂下降を今年の11月に習得したばかりで道具も新品だ。

 

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この稜線に行きたいと思ったのは烏帽子岳に登ったことがなかったこと、そしてヤマレコで見た北西稜上での景色に魅力を感じたからだ。稜線上に岩が飛び出していて、その上を登る姿がカッコよかった。

決して楽なルートではなさそうだ。危険な箇所もあるらしい。

 

▲烏帽子岳北西稜の登り▲

 

烏帽子岳登山口となる南牧村の大仁田ダム近くの駐車場を朝の7時過ぎに歩き出した。

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途中までは一般登山道を進むが、烏帽子岳と書かれた標識がある場所から北西稜の尾根に向かう。

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そして、すぐに急登になる。

寒さに震えてた体が一挙に温まった。夏は嬉しくない急登だが、冬にはありがたい。

 

登って行くとモミの木の大木だ。

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大きな木を見ると、自然の神様に守られてるような気持ちになる。

「今日も安全に登れますように~☆」

 

どんどん進んでいくと、この山の岩と急斜面が迎えてくれた。

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先にはもっと危ない場所があるらしい。

 

さらに進むと岩と岩の間隔が開いてる場所があった。

やっと足が届く。

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実はここは下部を通れるのでこんな必要は無い。期待に応えてまたいでくれたMさんの写真を没にせずに使った。

 

さらに急な斜面を登る。木々も朽ちているものがあるので信頼性に欠ける。

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そして、先にあったのは岩と岩の間に2mのギャップがある場所だった。

岩につかまりながら慎重に渡る。

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後ろ向きになって岩につかまりながらギャップに下りる。乗っている岩の向こうのギャップは下方向に2メートル下部が空いている。

さらに右側は切れ落ちている。

落ちたらタダではすまない。

奥に見えるのが烏帽子岳。

 

そして烏帽子岳手前に最後に現れた危険箇所。

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ここは矢印のように岩場を歩いたが、先に行くとつかみどころが少ない。

 

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不安定な斜面だ。細い枝を頼りに登り上げる。

緊張を強いられた場所だ。

 

すると山頂はすぐだった。

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気温は低めなのかもしれないが、晴れた空と、ほぼ無風のために暖かさえ感じた山頂だ。この山からは付近の西上州の山々はもちろん、赤城山、浅間山など大くの山を眺めることができる。

今日のような晴れた日は遠くまで景色を楽しむのに最適だ。

 

(とりあえず先にあるシラケ山へと岩場のコースを進んでから戻ってきてここで昼食とした。シラケ山までの記録は一般コースなので省略するが、岩の上に出たり巻いたりするコースは山と高原地図だと破線コースだが景色も良くておススメ。シラケ山からは両神山の方が見える。)

 

 

▼ 烏帽子岳北稜の下り▼

 

昼食後、下山の開始だ。

北西稜と同じく登山道では無い。

懸垂下降を必要とする劇下りのルートが自分たちを迎えてくれる。

 

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写真奥の踏み跡へと進む。

 

少し行くが、懸垂下降部分がよくわからない。

とりあえず行けそうな部分にお助けロープを下ろして前に進む。

 

さらに危ない場所は懸垂下降。

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薮に悩まされながらの懸垂下降は大変だ。

こんな懸垂下降を繰り返した。すると、北陵より西側に下ってしまい涸れ沢に降りてしまった。

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涸れ沢だ。先に進むと絶壁だった。

 

ここを懸垂下降したら

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綺麗につららが下がる場所だった。

薮も無い、美しいつららを見ながら懸垂できたことに満足した。

道無き道を進む場合、同じコースを歩いた人がいても少しルートを逸れるだけで、違う景色を見ることができるのも薮岩歩きの魅力かも知れない。

 

もう、ロープを使う場所は無くなった。

北稜の歩きやすい尾根を下る。

 

この尾根はクマさんもシカさんも遠足に来るらしい。

尾根にはクマさんの糞やシカさんの糞があった。

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クマさんが蜂の蜜を盗んだ跡。

 

ここはモミの木の大木が多い。ところどころ広くなっているため遠足気分で歩ける。

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タコの足のように張り出したモミの木の根があった。生き生きと頑張ってるモミの木の生命力を感じさせる。

 

北稜の末端の先は大きな崖だ、

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下に大仁田ダムと道路が見えた。

ここまでで北稜の歩きは終わった。ここからは車を置いてある場所に戻るだけだ。

戻りつつ西側の斜面に下れるポイントを探す。

車を駐車した場所近くにうまく下山できるだろうか?

 

なんとなく導かれるかのようにトラバースしつつ歩きやすい場所を探した。

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赤っぽく見えたブロックを積み重ねたように見える岩の脇を下る。

すると、下に林道が見える。

なんと、林道に面した岩場のスキマに下ることができた。運のいいヤツだ。

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車に戻ったのは4時前。

烏帽子岳の北西稜と北稜を楽しんだ1日となった。

登りで使った岩が稜線上に出ている北西稜は特に岩を登ってる感が強く感じられて気持ち良かった。

 

注:このコースに登山道はありません。装備が必要です。決して安易に歩かないでください。

 

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※このルートはkirakirakiraさんのヤマレコとFujiさんのブログを参考に登らさせていただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 

おわり