マヨジーが行く

マヨジーが行く

マヨネーズ好きのじいさんが体験したことをあれやこれやと記録します。

名著「藪岩魂」のあこがれの大ナゲシ北稜へ

こんにちはマヨジーです。

 

温泉三昧でお気軽登山をしていたマヨジーが今回は真剣に向かい合う登山となった。

 

それが 大ナゲシ北稜 だ。

※注 このルートは道迷い、滑落の危険度が高いので上級者向けです。

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このルートを歩きたいと思ったのは数年前に出会ったこの本だった。

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この「薮岩魂」の本には西上州を中心とした山が書かれている。

その中でも最難関と言われる「大ナゲシ北陵」へマヨジーは行くことができなかった。

行く為の技術が無いからだ。

その技術は「懸垂下降」だ。

「懸垂下降」とはロープを使って崖などを下る技術。

 

マヨジーには謎があった。

ロープを使って下ったら、そのロープを誰が解いて持って帰ってくれるのか?

解いたら、その人は落ちちゃうじゃないか。

 

その謎は最近「懸垂下降」をSさん(クライマー)に教わって解けた。

一本のロープを木に回して、ロープの二つの端を崖の下に流す。だから、回収する時は降りた後、一本の端を引っ張るといい。

その時に太い木だと引っ張る時に摩擦が多くて大変らしい。

 

兎にも角にも、「懸垂下降」を教わった事で大ナゲシ北陵にチャレンジすることができる体制が整った。さらに、1人で復習をして万全の体制を整えた。

 

今回、同行したのは温泉仲間のKさんと、Mさんだ。2人とも「懸垂下降」歴はマヨジーより長い。

初心者マヨジーとともに最難関にチャレンジだ。

 

 

11月29日8時頃、登山口をスタートする。

 

いきなりの急登だ。

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木をストックにして登る仲間。

 

そして、尾根に出てから最初の「懸垂下降」地点に着く。

ここは最後の部分が空中を下がる場所だ。

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実はクライミングで事故が最も多いのが「懸垂下降」だ。

甘くみてはダメだぞと言い聞かせて降りた。

ドキドキしながら安全に下った。人は死にたくないと思うと真剣になるのかもしれない。

 

 

 

薮岩魂のこの大ナゲシ北陵コースは「懸垂下降」以外にも困難さを大きくしていることがある。

それがルートファインディングだ。

ここには登山道は無い。

地図と方位と高度を頼りに進める場所を探す。

迷ってしまうと時間がかかり、下手をすると明るいうちに下山できなくなる可能性もある。

一般の登山道だとコースタイムを目安に歩くが、道無き道を歩くと時間の読みができない。

なので、最悪の場合に備えて全員ちゃんとヘッドライトを持参してきてる。

(※一般登山道であっても、もしもの時に備えてヘッドライトは持ってる。登山する人なら当然なことだろう。)

 

1回目の懸垂下降地点を過ぎてからしばらく尾根を歩くと野栗沢諏訪山に出る。

この山には小さな神社があり、その中には錆びた剣が奉納されている。

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地元の人の話では、昭和32年に水不足に悩んでいた時に雨乞いの儀式をしても降らなかった雨が、昔からあったこの神社に来て祈った途端に台風が来たとのことだ。

 

この野栗沢諏訪山の先は崖だ。

この場所を迂回するのに歩く道が今回の

ルートファインディングの難所だった。

崖に進まず、左側にある急な沢を下る。

だが下りすぎると尾根に戻れなくなる。

急な斜面からどこを尾根に戻るかが悩むところだ。そして、運良く岩場のルートを見つけた。

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進んでから見上げると崖下にいることがわかった。

尾根に戻れた!

 

その尾根をしばらく歩くと、またもや先には急な斜面だ。

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やがて2回目の「懸垂下降」の場所。

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ここは距離が長い。

少し慣れたから、ゆとりを持って下りられた。

 

ここを過ぎてからも急な斜面を下る。そこも慎重さが必要だった。

 

そして、大ナゲシにつながる一般登山道に出て大ナゲシに登れた。

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「大ナゲシ北陵」の難所の歩きはここまでだ。

行きたかったルートを山友と歩ききった。

 

年齢を重ねるとともに何かを習得することが少なくなる。しかし、マヨジーは運がいい。

懸垂下降を教わり、行きたかった「大ナゲシ北陵」を歩くことが出来た。

 

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本との出会い、山友とのつながりがもたらしてくれた気がする。

 

 

おわり