マヨジーが行く

マヨジーが行く

マヨネーズ好きのじいさんが体験したことをあれやこれやと記録します。

赤湯温泉から紅葉の苗場山

こんにちはマヨジーです。

 

苗場山へ行こうと決めた。

さあ準備だ!

とパッキングした荷物がやけに重い。

このせいだ!

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未だかつて登山で3リットルのワインを持ったことは無い。重いはずだ。

いったい苗場山で何をしようと言うのか?

 

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集まったメンバーは4人。

笠ヶ岳でビバークしたHさん、その時に一緒にだったMさん、新たにKさん。

そしてマヨジー。

 

 

10月7日(日)

 

苗場山にはいろんなコースがあるが、その中でも面白いと思ったルートが赤湯温泉から回る周回ルートだ。赤湯温泉は苗場スキー場の奥にあるランプの宿として有名な温泉だ。そして、その温泉に入ろうとするには苗場スキー場の奥までガタガタの林道を車で進み、小日橋で駐車した後、2時間半に及ぶ山歩きがある秘湯だ。

 

その赤湯温泉にはテントを張れる場所がある。

そこを拠点にした苗場山登山が今回の目的だ。

テント泊装備の重い荷物を運ぶのは赤湯温泉まで、2泊で4人分のワインを運ぶことになった。

 

途中、色を付けた木を見て、この先の紅葉に期待が高まる。しかし、あいにくの雨だ。明日に期待をかけようと思いながら重い荷物を背負って歩く。

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鉄橋を渡り駐車位置から2時間半ほど歩くと・・
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赤湯温泉山口館に着く手前のテント場に着いた。

テントを張れる場所がある。ここは何と無料!
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おっと!張れる良い場所はすでに占有されてたるじゃないか!

仕方がないので隙間に張った。登山道にはみ出して張るしか無かった。

 

 

赤湯温泉はこんな山奥だが明治30年から続いてる。その魅力はやはり河沿いにある露天風呂だろう。(温泉に入るのに500円)

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これは開放的な玉子の湯

 

青湯、そして玉子湯・薬師湯は時間によって男性、女性が入れ替わる。だから、時間差で全ての湯を楽しめる。

しかし、夜8時を過ぎると全て混浴となる。

 

初日の夜8時過ぎに2回目の温泉に入った。

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街灯も何も無い山の中の温泉は真っ暗だ。

 

その時に、2組の夫婦と一緒になった。

暗闇だから、年齢はよくわからない。

そのうちの1組の夫婦の奥さんと話をしてると、ご主人が40年前にこのお風呂で満天の星を見たとのことだ。その美しい星空の思い出が奥さんを連れてくることとなった。

 

だが・・

残念ながら雲におおわれて空に星は見えない。

この場所に想いがあり、そこに2人で来れた。

だからといって星が見える訳では無い。

 

しかし、話をしているうちに奇跡が起こった!

 

空をおおっていた雲が晴れて、なんと星が山あいの空を覆うように現れた。

その星空を見て、奥さんが「涙が出てきた」と・・

 

ご主人の強い想いが雲を消したのかはわからない。でも、そう思ってしまう時間だった。

 

この夫婦の人生の幸せの一瞬にいることができて、マヨジーにも幸せな感覚が伝わった。

偶然の積み重ねが幸せをつくる瞬間だ。

限りない時間をかけて星の光は旅をして、この夫婦の心に届いた。

 

 

ご夫婦から頂いたマヨジーの幸せな感覚とは裏腹に、その夜のマヨジーは寝られなくなる。

夕飯となったキムチ鍋を食べ過ぎた。美味しいものだからついつい食べてしまった。

横になると胸焼けが喉を襲ってきて、朝まで続く。

 

 

10月8日(月)

朝、6時過ぎに軽い荷物で赤湯温泉を後にした。あまり眠ってないが、胸焼けも治り登る期待の方が上回る。

 

このコースは1日がかりの周回コースだ。

ここを周回する人は少ない。百名山狙いの人は楽な反対側から登る。

 

さて、このコースの魅力を伝えよう!

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まずは川沿いを登る。ただの河原だから登山道らしくは無いが塗られたペンキを頼りに上流へ向かう。

いきなりの荒れた河原で戸惑うが大丈夫だ。

 

しばらくして、鉄橋が現れるので渡って登山道を進む。

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ルートは迷いそうな場所は少ない。

そのルート上から見る秋の景色が最大の魅力。

 

おっ!このキノコは?
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クチベニダケ。

押すとパフパフと粉を撒き散らす。


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ブナの森の紅葉


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やがて赤い彩り


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美しさに感動。


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そして、向かう先に見えた苗場山。台地状であることがわかる。

幸いに青空が見えた!


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最後にクサリ場。変化が楽しい!


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鎖場を過ぎて上がると、山の上は広い湿原となっている。

これが苗場山の特徴だ。


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台地状の平らな場所には池塘がところどころ現れる。この苗場山には山頂標識もあるが木々の間だ。苗場山頂ヒュッテからすぐ近くにある。山頂自体の魅力は山頂であることだけ。だから、長時間滞在者はいない。みんな景色を見渡せる場所で休む。

 

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苗場山頂ヒュッテ

 

この近くで昼ごはんを食べた後は下山だ。先は長いぞ!

その長い下山路に選んだ赤倉山コースは誰にも会わなかった。滑りやすい登山道に苦戦しながら歩く。

実はこの下山路から見た紅葉が一番美しかった。

 


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美しくて立ち止まる。


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反対側に見える山の斜面は見事だった。

 

疲れてテント場に戻ると5時を過ぎていた。

風呂に入った後、食事となる。
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今夜は食べ過ぎないぞ!

と思っても美味しいトマト鍋を見ると、ついつい食べてしまう。

 

実は、3リットルのワインは多いと思ってたのは間違いだった。

この日の分は4分の1しかなかった。

なので、ビールを購入。

昨夜は放っておけば、ワインを飲みつくされただろう。

 

その夜の露天風呂では、この赤湯温泉までの登山道を歩き通して来たという3歳の男の子と会った。この年齢にして温泉大好きだと言う。

 

10月9日(月)

名残惜しいテント場を去ったのは8時。

下山路は初日の雨とは違って爽やかな空気が流れていた。

 

登山口に戻ってから車を走らせて向かったのは永井食堂。

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着いたのが12時半。やっとの事で車を止められた。

そこには、10人以上が並んでいた。

だが、10人以上並んでいても待つ時間は少ない。

その理由は店員さんの注文対応力だ。コンピューターのように注文と席を割り振り無駄がない。

そしてここのモツ煮定食は美味い!

 

食事をし終わってから、疲れを忘れて苗場山の満足感に浸りながら帰った。

 

 

おわり