マヨジーが行く

マヨジーが行く

マヨネーズ好きのじいさんが体験したことをあれやこれやと記録します。

今にも崩れそうな大黒岩から大烏帽子

こんにちはマヨジーです。

 

おやおや可愛いい猫が何かに夢中になってるぞ!

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抱いているのは今回の山で拾ってきた鹿の角だ。

どうやら犬や猫は鹿の角が好きらしい。

 

 

2月26日 花粉が増えてきた山に行ってきた。

大黒岩と呼ばれるその岩は尾根上に顔があるように見える。

 

不思議な岩に誘われてデンジャラスな尾根を歩いてきた。

遊園地でも体験できないスリルが味わえるコースだ。

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倒れそうだが、マヨジーが押しても簡単には倒れない。

 

今回はKさん、Mさんと一緒だ。

高速道路の松井田妙義インターから国道18号線を長野方面へ向かい、県道92号線を進み正八幡大神という神社前に車を止めた。松井田妙義インターから20分くらいの場所だ。

 

まずは神社の鳥居をくぐり神社本殿までの階段を登る。

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狛犬達が出迎えてくれた。

 

この裏にある大岩に隙間がある。
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別にご利益があると思えないが、何かを期待して通るKさん。

 

そして神社の裏側を登る。
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この鉄橋の左側から沢沿いを登る。


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すると変な形の木がある。

枝を切ったりしてるうちにこんな形になったのだろう。生かして殺さずみたいなものだと思う。


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少し進んだ炭焼き窯がある場所から大黒岩へ向かう。

手前に落ちていたのは何の箱だろう?


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大黒岩までの距離は近いので谷あいの上にその形が見えた。

 

実は、ここに着く前にピンクリボンに誘われて別の尾根に上がってしまった。

その尾根から見えた大黒岩。

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間違えた尾根上からだと大黒岩が天空を見上げてるようにも見える。

マヨジーが間違ったために、こんないい大黒岩を見れて仲間は喜んだだろうと勝手に解釈して引き返してきた。急登と急下りだった。

 

急登と急下りで足慣らしの出来た3人は大黒岩へのさらなる急登を登った。ゼイゼイハアハア。

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四つ足歩きだ。


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そして大黒岩の首の根元に着く。

この岩は土で石を固めたような構造のためもろい。

また、この先のルート上でも同じような岩質のため、ホールドとなる岩は信用できない。岩を掴むとポロっと落ちることがよくあった。

 

この大黒岩の下部はは時計回りで歩くことができる。


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大黒岩の後頭部側の突端から歩こうとしてる先が見える。両側とも切れ落ちた突端なので長居は無用だ。


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一旦戻り後頭部の下側から懸垂下降した。

同行二人は下降器を使ったが、マヨジーはムンターヒッチという方法を使った。何故なら下降器のエイト環を忘れてしまったからだ。

(あとで帰ってからザックを開けたら出てきた。笑)


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先ほどの突端の下部にある岩。

大黒岩の台座の後ろだから、大黒岩の尻尾の部分と言えるのかもしれないが、猛禽類のくちばしのようだ。仮にくちばし岩と名付けておこう。


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そのくちばしを別の角度から見るとあごの部分は太いが、くちばしの上の部分の薄さにビックリ。

そのうち壊れてしまうかもしれない。その時はくちばし岩でなくなりそうだ。


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大烏帽子へ向かう尾根には四つの岩峰があるが、すぐに第1岩峰が現れた。


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ここは左側をトラバースするがキワどい斜面だ。

落ちたら大怪我だ。木があるのが助かる。

 


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少し下りつつ歩けるような部分を探して行くが、左側に落ちるのを避けるためにお助けロープを出してトラバースした。

 

少しトラバースしてから、急な斜面を登り返すと尾根に出た。この登り返しが急でお助けロープを仲間に出した。

こんなに登り返しが大変なら岩のすぐ下をロープ繰り出しながら歩いた方が楽だったかもしれない。

 

この尾根から先に小さな第2岩峰があったが。巻道が左側にあったが登れた。登ってみたら、後方に巻いた第1岩峰のピークが見える。

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 第1岩峰を振り返るMさん。奥には浅間山が見える。

 

そして現れた第3岩峰

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先に進めないのでお助けロープを使って右側に降りる。


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すぐ下の歩けそうな場所に進んだ。

この後、第3と第4の間に出るが、第4岩峰も下部を回る。
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岩壁の下の不安定な場所だ。

滑りやすい斜面を慎重に進む。

 

そして、平和な尾根に出て大烏帽子に着くことができた。

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山名表示が薄かったのでマヨジーがマジックで上からなぞってKさんが撮影。

昼休憩は手前のピークで過ごす。

このピーク付近に缶が木にささってたが、そこに分岐がある。
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今回のハイライトとなるルートはここまでだが、オマケとして小烏帽子とジャンクション岩峰に寄ることとした。

 

缶がささった方向に向かう。

急な場所もあるが、歩きやすい尾根を伝って歩く。

しかし、小烏帽子は木々に覆われて景色は大したことなく素通りしてジャンクション岩峰へ。

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大きな岩峰だ。

どうやら登れるらしい。

この場所から下山にかかる。

 

沢筋に入り下ってすぐのことだ。
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今年2回目の鹿の角を拾った。

今回はMさんの飼ってる猫へのお土産とした。

それが冒頭の写真だ。

人が歩かない場所を歩くから拾える機会の多い鹿の角だ。

ということは他の動物もいるということだが、歩いてる時に度々クマの糞を見た。木に爪痕を残してるのも見れた。
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熊が荒らした木。この木のようにはなりたくない。

 

そして、こんな沢の奥に・・
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炭焼き窯発見。意外と奥が深かった。

 

沢の深い場所では
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落ち葉地獄。下の水が凍っていることもあるので注意が必要だ。


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等高線からゆるやかな沢だと思ってたら、崖の上に出てしまった。


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回り込んで懸垂下降したが、意外といやらしい場所だった。ゆるんでた気持ちが再度引き締まる。


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やがて林道に出て一安心。

今回は何回もロープを使った。滑りやすい斜面と崩れやすい岩を超えるのは危険度も高い。この山域の特徴なのかもしれない。スリルで満足できるルートだった。

 

ホコリまみれになった為か、花粉の為か・・帰りの車の中で鼻水をズルズル言わせながら帰った。花粉症との闘いにはいつも負ける。

 

 

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大黒岩地図

 

おわり

荒船山の氷瀑

こんにちはマヨジーです。

 

荒船山の東側斜面にある氷瀑はアイスクライマーくらいしか来ないが、見るだけでも見事な氷瀑だ。

山と高原地図上では相沢奥壁氷瀑群と犬殺しの氷瀑が表示されている。

しかし、上記の相沢氷瀑より奥に進んだ場所に滝の流れていたのを見たことがあり、もしその滝が凍ったら見事な氷瀑になるのではないかと常々思っていた。

その時の様子が下の記事だ。

 

「77回目の荒船山」が奥にあった大きな滝を発見した時。

「78回目の荒船山」が隠れ滝を発見した時。

 

www.mayoji.com

 

 

www.mayoji.com

 

よし奥の滝が氷瀑になったかを確認しに行こう。ヒマな酒豪Kさんを誘って出かけた。

 

せっかく出かけるのだから滝をつないだコースで歩こうと迷いながら歩いた。

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行ったのは2月8日。

 

何が起こるかわからないコースなので、50メートルロープを持って歩き出す。

スタートは相沢登山口だ。

しばらくは一般登山道を進む。

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このあたりは雪も積もっていない。

 

この登山道途中から相沢氷瀑が凍ってるのを見ることができる。

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登山道の途中から、この方向に向かって行く。

登山道はなくなる。

 

そして着いた相沢氷瀑だ。

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クライミングをしてる人たちがいた。

白い滝に浮かぶすがたはカッコいい。

 

しばらく見とれてから寒くなってきたので、次の滝に向かう。

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ここは一つ目よりはか細い感じがする。

今年は太くなってない。

ここも登る人がいる氷瀑だが今年は登れそうも無い。

 

さて、ここからが行きたかった場所。

岩の下部の斜面をトラバースする。

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そして急な斜面を登る。

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左側を見ると沢が凍ってる。

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期待が高まる!

 

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そして、見れた。

岩の間を覗き込むように見る。ここは沢筋の歩けそうな場所だけを辿ってると見ることができない。右岸(登る時には左側)に向かって行くとやっと見えるので「隠れ滝」だ。

細いが、流れがそのまま凍ってるようだ。

 

隠れ滝から戻り上に登る。

すると氷瀑が現れた。

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相沢氷瀑に比べるとモッコリしている。


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見事な氷瀑に見とれてしまう。

荒船山自体が大きい山のため水分を多く含み、その水が徐々に出てきて寒さの中氷瀑が作られるのだろう。

 

この頃、少し戻り右側の斜面を登る。

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前回来た時は柔らかかった地面が凍ってるため固いのでチェーンスパイクを履いて登ると登りやすかった。

でも急登だ。

 

しばらくして着いた場所かマロ岩と仲間内で呼んでいる荒船山の中でも見晴らしの素晴らしい場所た。

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突き出た尾根の岩部分なため木に遮られずに景色を楽しめる。


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妙義山方向
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艫岩と右に浅間山。

 

冬の風のある日は寒すぎて長居できない。

先に進もう。

 

この後見たかったのは「犬殺しの滝」だ。

何故、この名前かはわからない。

犬でなくで良かった。

実はその滝の上部から懸垂下降で降りられないかと狙ってた。

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結局、崖下の様子がよくわからないまま進むと危険ということで、急登をロープで登り返して回り道を選んだ。

すぐそこにあるのに・・と感じながら。

 

回り込んで着いた「犬殺しの滝」

名前ほど恐ろしくは感じない。

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これで氷瀑めぐり完了だ。

 

それぞれが大きく特徴的な氷瀑を見て歩くこのルートは楽しかった。

残念だったのは、犬殺しの滝付近に懸垂下降で着けなかったことだ。

 

しかし、満足に満たされた。

同行したKさんも今夜の酒は美味いだろう。

 

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荒船氷瀑MAP

おわり

手彫りトンネルを越えて氷瀑めぐり(トヤ山)

こんにちはマヨジーです。

 

荒船山近くにトヤ山という山がある。

その山は黒滝山から荒船山へと続く途中にあり、かつてハイキングコースが整備されていた。しかし、トヤ山から荒船山に向かうコースは崩壊が進み滑落死亡事故も起きているので一般のハイキングコースとしては消えた。

現在、トヤ山に登るコースとして山と高原地図に掲載されているのは黒滝山から登るルートのみだ。

しかし今回、荒船湖から奥へ進むと手堀りトンネルがあり、そのトンネルを越えて東電の巡視路を歩き登れるらしいという情報を得た。手掘りトンネルを越えていくなんて面白そうだ。

さっそく藪岩仲間HさんとKさんと行ってきた。

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でも、東電巡視路の往復だけではつまらないので登りは沢を使うことにした。下りに東電巡視路で周回できれば楽になると考えた。

 

結局、沢コースを選択したおかげで美しい氷瀑を見ながらの登山になった。

1月31日、3人は荒船湖の先の林道に車を置いてスタートした。

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歩き出すとゴジラが立ってるじゃ無いか!


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しかしよく見ると人間の横顔のようにも見える。門番のように立つこんな岩がまずは出迎えてくれた。

 

そして、すぐに左側に階段の場所。
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階段になっていて、上の方に岩に小さな穴があるのが確認できた。



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人が通れるように手掘りで作られたらしい。

トンネルの中で変なポーズを取るHさんは人生を楽しむ天才だ。彼女を藪岩に誘うにはだまして連れて来るしかない。今回も「簡単に登れるバリエーション」ということにしている。

 

この道が東電さんの使う道であることがわかる標識。
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川沿いには道があるが、時折河原を歩く。
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まもなく進行方向右上に見えた氷。
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土からしみ出た水が凍ったのだろうか?

自然は美しい姿を見せるが、ここを歩く人は少ない。

だから、景色を独占する3人だ。


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岩の雰囲気も面白い。

四角い塊の集合のようだ。

 

おっと、落とし穴が作ってあるぞ!
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と思ったら炭焼き窯の跡だ。

東電さんが入るより以前に作られたものだろう。


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氷瀑が現れた。


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氷瀑の近くの岩の下に氷筍が見られた。水が奇麗なためか、まるでマヨジーの心のように濁りのない氷筍だ・・

 

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滝の裏側。

 

滝の上の方にもう一つの手掘りトンネルがあった。
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奥に見えるのが先ほどの氷瀑。

このトンネルを通る時に一部木の上を通ることになる。しかし、その木が腐ってきてるので、そのうち誰かが折って落ちるかもしれないので注意が必要だ。


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再度、氷瀑が現れた。羽衣のような美しさ。

この氷瀑にHさんが勝手に名前を付けた。誰の目にも触れないから「100年の孤独」だそうだ。どこかで聞いたことある気がする。


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ここの滝の裏側に入ることができた。

足元が滑るので氷を削ってから入った。右手に持っているゴルジュハンマーが役に立った。



先に進むと沢がそのまま凍ってる場所もあった。

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沢沿いを歩くことで美しい氷の世界を楽しむことができる。

 

山頂に向かう最短ルートを探ろうと進んだ先にも小さな氷瀑があった。

しかし岩で囲まれていて進退窮まる。
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Hさんが小さな滝にかかる木を登ろうとしている。

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当然、登れるわけがないので戻って別のルートを探した。

 

そして進んんだ先は山頂に近づくにつれて急登になる。
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Kさんも手を使いながら登る。

 

その後、嫌なトラバースなどあったが、無事に通過して進むと痩せ尾根に出た。
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そして、急登+薮を過ぎて山頂到着。
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本来だったらここで昼食の予定だった。しかし、予想以上に時間がかかってしまったことや、天気が悪化し始めて雪が降り出して来たため山頂で休む余裕がなくなった。

なので先に進む。
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進む先はかつての一般登山道。しかし、最近の山と高原地図では登山道が消されてる部分だ。昔をしのばせる標識があった。


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今や一般ハイキングコースでは無いとは言っても、かつては多くの人が来たのだろう。

立派な手すりのついた歩道まである。


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そして、鉄塔下に出た。

そのまま進めば毛無岩へと続くが、この付近から右の尾根に向かう。それが東電巡視路だ。


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親切にもリボンが目印としてあった。


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急坂には鎖が設置されていた。

ほぼ尾根を進む道は登りのルートとは違い歩きやすい。

 

しかし、そうは言っても西上州だ。
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急な岩場に作られた東電の巡視路も出てきた。

後ろ向きになりながら慎重に下る。


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この急な岩場を過ぎると壊れた階段が放置されていた。

西上州の自然の中では人工物を無残な姿へと変えてしまうことが良くある。

 

雪の中を慎重に歩いていて時間を費やしたため暗くなり始めてきた。

ヘッドライトを点けて最期の歩きとなった。



暗い中、やっと車に戻る。f:id:mayoiku:20190201134504j:image

落ち葉と雪の中を歩いた為体が冷えてきた。

しかし、車に戻って人安心だ。

 

下山後、Hさんは簡単なバリエーションでなかった為、「騙された」と言っていた。

きっと、また騙せるだろうと思うマヨジーだ。

 

今日のお土産。

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落ち葉の中に埋もれていた。

先っぽを見つけて引っ張りあげたら、なんと頭蓋骨についた鹿の角だった。

不幸にも亡くなった鹿だろう。

その雄壮な姿を想像した。

 

 

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トヤ山バリエーション

おわり

西上州のラクダのコブ 鹿岳

こんにちはマヨジーです。

 

前回、四ツ又山に北側から登ったのには理由があった。

鹿岳(かなだけ)という隣の山の北稜側から登りたかった。

しかし、その様子がわからない。

それならばと、前回は四ツ又山の北側から登って様子を見ようと思った。

しかし、調査の結果は藪と手前の尾根もあり様子がわからない部分が多かった。

 

結局そんな状態のままラクダのコブのような鹿岳に出かけた。

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この付近は下仁田に走る中央構造線が本宿陥没の壁で活動を抑えられてるらしい。

今回はその本宿陥没の壁付近を歩く。

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下仁田付近

落沢という付近に走っている本宿陥没の壁あたりから登ることになる。壁と言っても見えない。中央構造線の上に火山の堆積物が覆って隠してるらしい。

そのせいか、このあたりの地形は等高線が入り乱れていて面白い。

果たしてどんな景色が待ち受けているのだろう。

 

1月17日、今回は健脚Mさんと出かけた。

スタート地点の落沢は等高線が迫ってくるように詰まってる。

そんな場所には元々採石場があった。

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その名残が残ってる。

 

そして、少し歩くと柱状節理の斜面が現れる。

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柱状節理とは火山岩の表面が冷えて割れ目ができた岩だが、その規則正しさが特徴だ。

六角形だったり、五角形だったり。

採石場はそんな柱状節理の岩を掘り出してたのだろうが今は閉山されてる。地形的な要因もあり元々あった採石場へと上がる車道も崩れ方がひどい。

 

柱状節理のある谷を越えて先に目指す尾根がある。

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まずは沢を進む。

 

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そして尾根に取り付いた。

尾根に上がると進む方向は明確だ。

 

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痩せ尾根だが、薮が無いので歩きやすい。

 

だが、岩に突き当たった。

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でも、心配無い。

 

不思議に岩に沿って右に道がある。

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通過した後、岩の上部に上がると

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人為的に「この先に行かないように」と置かれたかのように木が横に置かれていた。

 

かつては歩く人がいた尾根なのかもしれない。

 

やがて痩せ尾根の先に山頂と思われる稜線が見えた。

 

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薮がうるさくなるが、尾根筋ははっきりしてる。

 

急登の藪を越えて進んだ先にはバッテンがあった。

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一般登山道だった。
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一般登山道は丁寧にもハシゴがかけられてる。

 

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鹿岳の一つのコブが見えた。


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天気の良い日にこの山頂に立てるのは嬉しい。


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ここは展望台と言われる場所。山頂より南側に少しだけ歩く。

ここで昼食だ。だが、おむすびころりんにならないように注意が必要だ。落ちたものを取りに行けないくらいに切り立っている。

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スープジャーにスープカレーにウィンナーを入れたものを持ってきた。しかし、冬は冷めるのが早い。それでも、少しの温もりでも美味しく感じる。幸いに風の無い暖かな展望台だった。

 

鹿岳山頂は景色が見渡せた。

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今年は雪の少ない浅間山。


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いつも見ればわかる妙義山。


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テーブルマウンテン荒船山。

 

景色を楽しんだ後は下山だ。

山頂では1人のハイカーと出会ったが、また誰にも出会わないバリエーションルートに向かう。

 

下山路に選んだ尾根は崖マークがすぐにあった。どんなに危険なのだろうとワクワクして向かったが尾根のコース取りを間違ってしまった。

東側に逸れたことで崖マークから離れた。

でも不思議に木の少ない広い馬の背尾根に出た。

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思わずバンザイポーズだ。

 

その後、落ち葉アリ地獄を下る。

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落ち葉が滑るので木に掴まりながら下った。

 

あまりに急な場面ではお助けロープだ。

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その後、赤いペンキが木に塗られたりしていた楽な尾根に変わる。

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ペンキマークと楽な道でまったりしてしまったMさんとマヨジーは物足りなさを感じた。

そして、迷走歩きに変更。素直に楽なコースを行けば楽なのだろうがアドレナリンが無くなりそうな状態を回避した。

 

そして、迷走しながら出発点の上部に出た。

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小さいが自分の車を確認できてホッとする。

 

今年は雪の無い西上州。

まだまだ道無き道を歩く旅はできそうだ。

下山すると次のことばかり考えてるマヨジーだ。

 

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おわり

 

下仁田の根無し山 四ツ又山

こんにちはマヨジーです。

 

前回出かけた小沢岳はマッターホルンに似ていたが、今回は4つのピークを持つ山だ。

ピークが四つあるそのギザギザから四ツ又山という名前になったらしい。

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四ツ又山

この山の近辺は下仁田ジオパークの中心となる場所だ。

下仁田には中央構造線が走ってる。

そのためにおかしな事が起きている。実は四ツ又山は遠く海から移動して来たそうだ。

それが中央構造線のイタズラのようだ。

「動かざること山の如し」と言った人がいたが、どうやら根無し山は違うらしい。

中央構造線とは九州から伸びる日本最大の断層だ。

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下仁田付近

四ツ又山をはじめとする付近の山は跡倉クリッペという層になるらしい。

そのクリッペとは根無し山の事だ。

太平洋の島々が1億年かけて移動して下仁田に来た。だから元々あった山からすればお客さんが来たようなものだ。

 

1月15日、そんな四ツ又山にいつものように登山道が無い場所を登って来た。無理に登山道が無い場所を歩かなくても、ちゃんと登山道はある。でも薮岩大好き人間になってしまった今はどこから登ろうかと考えるのも楽しい。

登ったのは四ツ又山の北側の尾根だ。中央構造線が走っている付近から登り始めた。

 

車を止めたのは宮室の逆転層という地形がある奥の林道脇だ。

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すぐに川を渡り尾根に向かった。

薮岩お決まりの地盤の緩い急斜面を登り振り向くとしれいた山(白板山)が見えた。

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山頂付近に見える白っぽい壁が名前の由来だ。

 

そして杉の植林地を通る頃には急斜面は収まっていた。

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これは動物の寝床だろうか?

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ここだけ掘られて整地されている。

 

しかし杉の植林地を抜けると薮の痩せ尾根だ。

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さらに急な斜面は木を掴み、四つ足をフル活用して歩く。

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こうなると進むスピードが大きく落ちる。

いつもの事だが、薮の多い場所を歩いて帰り、家で風呂に入るといたるところがヒリヒリする。

今夜もヒリヒリになりそうだ。

 

頑張って進みやっと着いたのがここだ。

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彼は何を思い立ってるのだろう?

 

ここからは一般の登山道だ。

それぞれのピークには違う像が立ってる。

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進む方向には鹿岳(かなだけ)が見える。
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ラクダのコブのようだ。

 

四ツ又山の最後のピークの枯れ木でふさがれている場所に進み北稜へと向かう。一般道との付き合いは短かったが薮岩に進もう!
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この先にあると思われる岩が心配だが、もし乗り越えられなかったら右のルンゼへ下りようと思い進む。

 

おっと誰かの大きなゲンコツか?

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尾根上に大きな石が転がっていた。

たまに、尾根にある取り残されたような岩の塊があるが、会いたかった岩に出会ったような気持ちになる。

 

この付近からは妙義山方向が見えた。

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あいにくの曇天だが、シルエットも美しい妙義山だ。

 

心配していた岩山部分は登ることが出来た、しかし進んだ先には切れ落ちた崖があった。

これは懸垂下降しか方法が無い。

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役20メートルの垂直壁の懸垂下降だった。

薮の中の懸垂でないからロープがまっすぐ伸びて気持ち良い。

 

その後は急な下りが続いた。

木を頼りに進む。

しかし、木の半数は信用できない。枯れているのだ。体重を預けた途端木とともに倒れる。

というより落ちる。

だから、木に「お前は大丈夫か?」と問いかけながら慎重に歩く。

 

木に頼ってるのは自分だけではなかった。

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二本の木を使う匠の技だ。

 

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こちらは締めすぎてる。

ベルトを締めた時の自分のたるんだ腹を想像してしまった。

 

しばらく行くと下から沢の音が聞こえてきた。

そして、沢へと下りて車の場所へと戻った。

 

下りで使った尾根は急な下りもあり危険だが、途中で景色を見れる場所が用意されている。

マヨジーの好きなタイプの尾根だ。

 

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おわり

西上州のマッターホルン小沢岳

こんにちはマヨジーです。

 

すっかり藪岩に夢中なマヨジーだ。

藪岩シーズンは雪が降る前までが勝負だ。

でも今年は今でも行ける状態なのは嬉しい。

その後は雪がとけてから花が咲き始めるまでも藪岩シーズンだ。

それ以外の季節は木々が茂りすぎて藪が濃くなってしまう。

そして、西上州で恐るべしは夏場のヒルだ。ヒルの恐怖は9月くらいまで続く。

 

ヒルの恐怖については下記参照

 

www.mayoji.com

 実はこの時の吸われた跡はまだ消えない。

それは年齢も関係してるのかもしれない。

しかし、気持ちだけは若いマヨジーはそれを認めたくはない。

 

 

さて、今回も藪岩に行ってきた。

それは小沢岳だ。西上州のマッターホルンと呼ばれる。

 

西上州にはマッターホルンに似た山が多い。似ているといっても見た感じだけで全く異なる。

昨年行った大ナゲシも似ているが、他にも碧岩などある。

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小沢岳

 

小沢岳は1088メートルの標高の山で、今年はまだ雪は無い。

その小沢岳の西稜からの登りにMさんと出かけた。

 

1月8日の朝、駐車したのは南牧(なんもく)の活性化センター。

桧沢岳北西稜の時に利用した場所だ。

ここからすぐに小沢岳の西の尾根に向かう。

当然登山道では無いルートを今回も歩く。

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活性化センターから林道を歩き始めた。

 

しばらくして、林道をそのまま歩いても尾根に上がらないと判断して、急登の斜面を登った。

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するとアンテナの残骸を見つけた、ここからが小沢岳に向かう尾根だ。

尾根は比較的わかりやすく、この後は高い場所目指してまっしぐらだ。

 

途中、岩場っぽい場所が数カ所。

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直登ですすんだが、巻道で進むことが可能だ。

 

おっと、ツル科の植物同士の争いの場面に出くわした。

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太いツルに細いツルが食い込んでる!

ツル科の植物たちも生き残りをかけて頑張っている。

 

さらに

ツルが木を飲み込んでる場面だ。

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しがみつかれた木は死んでしまってる。

その死んだ枝が少し見えている。

ツルは隣の大きな木にぶら下がり生きている。

ゆっくりな時間の中に壮絶な生が営まれてる。

 

ゆっくりでも良いから自分もそんな風にたくましく生きたいと思った。

でも、ゆっくりしてる時間は無い、先に急ごう。

 

やがて岩壁に突き当たる。

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赤いリボンのついた巻道を指差すが、そんな甘い考えをMさんは許してはくれない・・と悟ったマヨジーは岩壁の左側の弱点を登る。

岩場の脇にできた弱点を直登だ。

 

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そして、薮の付いた急な斜面を薮岩っぽいと喜びながら登った。

 

その後、小沢岳が近くに見えてから、急な斜面をよじ登る。ここからは感だけで登った。

 

すると、偶然にも山頂に出た。

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登った先には木でバツマークを作ってあった。

どうやら危険な場所から上がって来たらしい。

 

この山頂から浅間山が見える。

冬枯れしてる枝のため、枝越しにおおよそ360度見ることが出来る。

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浅間山

 

山頂で景色を楽しみカップラーメンを食べた後は下山だ。

下山も一般コースはつまらないだろうと別の尾根を下った。

 

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その時に見た杉植林地の切り株。

同じように年輪の色が途中でくっきりと分かれてるものが何個もあった。

年輪の色の変化は、この年に何かあったことを示すのだろうか?

 

尾根は杉の植林地の為か整備はされてるが、枝がたくさん落ちていて転びそうになる。

 

しばらく進んでから、尾根通しに下らずに左の椚沢(くぬぎさわ)方向へと方向転換した。

それには理由があった。

 

Mさんが見つけた情報だと、椚(くぬぎ)沢沿いに雷で焼けた木があるらしい。それを見るためだ。

 

そして、たどり着く

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二本の幹が伸びてるが中は炭化して空洞だ。


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人が中に入れるくらいの木の中心は雷のためか焦げてしまぅてる。

それでも、この木は生きている。

生きる力を見せつけられた。

不思議に元気をもらえる木だった。

 

この後は道路を駐車位置まで歩いた。

 

 

今回の小沢岳は薮岩では初級から中級クラス。

ロープを使うシーンも無い。

ルートも尾根なので迷いにくいし、巻道を使えば比較的楽に歩ける。

だが、行く場合は薮岩歩きに慣れてる人と同行が必要だ。

 

□おまけ□

早く下山したので落沢という場所へと車で移動した。地図上で等高線が入り乱れてる地域に興味を持ったので見たかった。

すると、そこは柱状節理の場所だった。

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この低い山は柱状節理の岩でできてるのがわかる。左上から右下方向へと岩の柱が伸びてることを確認できる斜面だ。

 

下仁田付近は中央構造線が九州から伸びてくる先にある町なので、地形の面白さも楽しめる。

 

 

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小沢岳MAP

 

おわり

新春初薮岩登りは落沢岳としれいた山

こんにちはマヨジーです。

 

 

前回背負ったザックに思いを込めて字を入れた。

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藪岩を大好きだという思いだ。

 

 

藪岩を歩いていて思うのは出会う人の少なさだ。

だから、思いを込めて書いても見てくれる人は誰もいないかもしれない。

 

2019年1月3日

このザックを背負って出かけたのは下仁田の町から近い山であり、

「藪岩魂」に載っているコース

しれいた山と落沢岳だ。

しれいたというのは白い板が訛ってしれいたになったらしい。

遠くから白く見える岸壁が特徴だ。

 

一緒に行ったのは妖怪Mさんと酒豪Kさん。

藪岩歩きの魅力にはまってしまった変わり者3人だ。

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登山口と言っても登山道が無いので登山口と言って良いのかはわからないが、大北野という場所から歩き出した。ここへは下仁田駅から車で20分くらい。下仁田駅の西方向に位置する。

 

 

車を止めたのは一般道。そこから林道のような道を歩き始めた。

するとすぐにお墓がある分岐にさしかかる。

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ここを直進して沢に入り進む。

 

顔にケガ

沢沿いを歩いてすぐの事だ。マヨジーは顔に笹の枝の折れた先に顔から突っ込みケガをしてしまった。痛かったが血が出ていることに気が付かず、飛んでしまったサングラスを心配した。

サングラスを拾ってホッとして歩き始めたら顔から滴る血。すぐにアルコールで消毒して絆創膏を貼って歩き出した。

 

藪岩歩きは何が起こるかわからない。この傷はしばらく消えそうもない。

今、このブログを書きながらしばらくはマスクをして歩こうかと考えている。

 

さて、傷はともかく

沢沿いは倒木が多く、高巻きしたりと障害物を避けて歩く必要があった。

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沢の水で濡れている場所は滑る危険性もある。

でも沢の延長線には落沢岳があるのでまっしぐらに進んだ。

 

しかし、勾配がきつくなってきた。そこで右に見えた杉の樹林帯にのってジグザクに歩く方法を選んだ。

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樹林帯の土には植物が生えているおかげで沢を歩くよりは足元が不安定ではない。

この方法が功を奏して思ったより苦労せずに最短距離で落沢岳の近くまで行くことができた。

でも、急斜面はそれからだった。

 

立ち木をつかんだり、四つ足歩きのような形で歩く。それこそ藪岩歩きだ。

藪岩の面白さをうまくは表現できないが。

藪に直面したり、ザレた急斜面を登ったり下ったりすると藪岩を登っている感が増す。

たぶん、藪岩好きは登山のジャンルの中では希少生物になるのだと思う。

だから、登っていて出会う人がほぼいない。

もし、希少生物同士が偶然藪岩で出会ったら共感度は半端ないかもしれない。

 

落沢岳に着いたのは想定より早かったが、あまりに妙義山の景色が良く見えるので昼食とした。この落沢岳は四ツ又山や鹿岳(かなだけ)も良く見える。

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四ツ又山


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鹿岳(かなだけ)

 

遠くには浅間山の姿も見ることができる。

これだけの景色を見ることができながら一般登山道が無いのは惜しい気もするが、急登のザレ場があるので仕方がないのかもしれない。

そんな景色を3人で独占した。

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妙義山

 

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恒例となった妖怪Mさんのタイタニックポーズだ(バンザイポーズ?)

 

昼食後、来た道をもどってから分岐をしれいた山方向に延びる尾根に歩き出す。

この分岐近くからは下仁田の町が見えた。

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しれいた山へ向かう尾根は痩せた尾根だ。しばらく歩くと急な下り斜面が現れた。

ここは安全第一で懸垂下降を行う。50メートルロープを使っていっぱいまでの懸垂。

藪があるので最初に降りる人は懸垂しながらロープを蹴ったり、空いている片手でロープをつかみ投げたりして下に繰り出す。

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写真は斜めに撮ってしまったのでこんなに急ではない。

 

懸垂が終わりさらに下ると看板の鉄枠だけが残っている場所があった。

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かつては一般登山道だったのだろうか?

西上州には廃道となった登山道も多い。もしかするとここもそうかもしれない。

 

この細い尾根は明確なので迷うことなくしれいた山まで進むことができた。

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このしれいた山は古い「山と高原地図」だとしれいた山(落沢岳)となっている。その後改定されて今はしれいた山と表記。しれいた山の北西方向の790mピークが落沢岳と直された。

それだけ歩く人も無い場所だったということだろう。西上州にはそんな場所が多い。

しれいた山は痩せた尾根であり、南側は断崖になる。

ここからの景色も素晴らしい。

 

しかし、崖が見える小さなキレットのような場所に古くて頼りない補助用のロープがぶら下がっていたり、細い尾根上では大風が吹いてヨロっとなってしまったら断崖の下に落ちそうだったり。細い山頂は休む場所も少ない。

そんな危険な感じのする山がしれいた山だった。

 

 

下山はしれいた山を過ぎてすぐに北に進路を取る。

北方向の緩斜面を歩くと、落ち葉で埋め尽くされていた。

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落ち葉尻セードや立ち滑りしながら進む。意外とおもしろい。

しかし、落ち葉が靴の中やザックや服の中に入り込む。

実は藪岩を歩いて家に帰った後が大変になる。家の中は落ち葉カスや砂がちらばる。

・・・ということを忘れてはしゃいでしまった。おとなげ無い。

 

そんな落ち葉の多い斜面を下ったら運よく駐車位置の近くに出てしまった。

新春を藪岩で楽しめたことに満足しながら帰路についた。

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おわり